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なぜヘイトスピーチが怖いのか。

ヘイトスピーチの怖いところは
『集合意識』にある。

今回、DaiGoさんが行った発言は
ヘイトスピーチに当てはまる。

なんでいけないの?
間違っただけじゃん?
許してあげなよ?謝ったんだし
と思っている方に

気をつけてもらいたいのは
彼が影響下に置いている人たちが
誰なのかそこに着目すべき。

10代に人気がある人物

彼は10代に人気がある。
10代というのは
多感な年頃で
自我が未熟。

その10代はたくさんの情報から
影響を受ける

特に力の強い人物、そして
自分が『気に入ってる人』からの
影響は多大なものがある

例えば、
僕ら30代の高校時代は
ギャルが大流行していて、
みんな髪を染めたがり、スカートは短くし、
ガリガリに痩せて、スカートはパンツが見えるくらい短くルーズソックスを履いていたが

AKBが流行ってから
ギャルが消え、一気に
清楚な髪型、ファッションが増え
すこし肉付きのいい娘がふえ

男子は、
リーゼントや、ボンタン
暴走族に喧嘩 だったのが

今や化粧をする男子が増えている。

こんなに行動が変わっているのも
"10代の若者に人気のある人物に近づきたい"
という想いが
彼ら、彼女らの"行動の常識"を変えている。

ここで恐ろしいのは
人気を集める有名人の
『人の尊厳を脅かす発言』をたくさんの10代に
聞かれているということ。

大人であれば、
ヘイトスピーチだと気がつくが

彼の信者たちは
『DaiGo』がいうんだから
そっちが正解だろ?
と勘違いをしてしまう人もいる。

しかもそれが不特定多数いるという事実。

こうなった時に起きるのが
若者の犯罪件数の増幅。

一時期
ヤンキーや暴走族が流行った時も
犯罪件数は増え、「ホームレス狩り」や「親父狩り」なども出てきていた。

それは、やはり10代に人気のある
人物が焚き付けていたことは言うまでもない。

これは、うちに秘めている
『悪意の解放』と言える

"誰かがしてるから、自分がしても問題がない"

この「集合意識」があるため、
自分の"好きな人物"が
暴力的な発言を"正当化"してしまうと

"僕の好きな人が、言ってるんだから
真似してもいいし、むしろかっこいい"

というような意識が働き
そして、その影響の広がりは
果てしなく早い。

そして、その影響は
確実に"いじめ"に結びつく。

今回「ホームレス」や「生活保護」というキーワードを出していたため

いじめのターゲットは、「生活保護」受給者の子供に寄せられる危険性がある。
子供というのは、大人がいないところで
残酷なまでに「馬鹿にする言葉」を軽率に発してしまう。

しかも、有名人が
「生きる価値がない」などと発言をしてしまえば
その言葉を真似てしまう子供がたくさん出てしまう。

そうなると、標的にされる子供への影響と
その加害者となる子供への影響は
計り知れないものになる。

それだけ有名人が行う
ヘイトスピーチというのは

過激かつ莫大な影響力示し
10代の社会には多大な爪痕を残してしまう。

これを考えると
彼みたいな人が

影響力を持つこと自体が
もはや、怖いとされるのは

当然だろう。

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