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「本を囲んだ語り部屋」2024/3/31池田貴将さん『図解 モチベーション大百科』

日曜朝のX(Twitter)スペース「本を囲んだ語り部屋」3/31は池田貴将さんの『図解 モチベーション大百科』を取り上げました!!

「モチベーション」という言葉は良く使われる言葉ではありますが、モチベーションとは何か?と問われるとなかなか言葉にしづらいことにも気づきます。
本書はハーバード大学を始め、世界トップレベルの研究機関で実施された行動経済学、実験心理学の研究結果をもとに、人はなぜその行動を取るのかを見事に解き明かして「モチベーション」を解明していきます。flier要約の結びには「感情と行動には確固たるメカニズムがある」と書かれており、モチベーションを知り、モチベーションとうまく付き合うためのきわめて「使える一冊」と紹介されていました。

語り部屋では冒頭、モデレータそれぞれのモチベーションに対する考え方をシェアしていきました。例えば、「止められても夢中になってできる理由」と意味づけるメンバーもいれば、私は「外発的動機を上回る内発的動機」と意味づけてみました。

その中では他のモデレータからモチベーションにも「動き出すためのもの、続けるためのもの、持ち直すためのもの」と複数あるのでは?という投げかけをもらい、モチベーションについて人が語る際もいろいろな前提や背景があることに気づきました。組織の中ではモチベーションについて語られることは多いですね。しかしこうして考えてみると、いろいろな人がそれぞれの意味でのモチベーションという言葉を使っているように思い、しっかりと目線を合わせていくことの重要性を感じました。

モチベーション定義の1つの例として、マーティン・セリグマンの「5つの幸福要素」というフレームを紹介いただきました。これは「達成、快楽、没頭、良好な人間関係、意味合い」というウェルビーイングを高めるための5つの要素です。人それぞれどの要素に重きを置くかは変わるとともに、社会的な環境によっても左右されるように思いました。これも1つの幸福を軸にした動機付けのフレームですが、軸も多数あることを考えるとやはりモチベーションの定義は非常に多様だということを理解することができました。

後半では参加者の方にも上がってきていただき、それぞれのモチベーションに関する話をしていただきました。ある方は、職場でのモチベーションとして「推しの上司がいること」というお話をしていただき、人によってモチベートされることについて興味深くお聞きしました。また別の参加者の方からは「自分自身の可能性を感じる」ことがモチベーションにつながるというお話を伺い、新しい感覚を味わうことができました。

ワイワイ語り合う中で改めてモチベーションというものの幅と深さを感じ、まずは自分のモチベーションの源泉について振り返ってみたいと感じる語り部屋でした!


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