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エネルギーの今後の展開先は?

石油業界の長期的な流れについて以前も投稿しましたが、それに関連して今後のエネルギー関係の流れについて、書いてみようと思います。(下記投稿も合わせて、ご確認ください。)

コロナ禍の石油需要の低迷と原油価格の低迷から、上記記事のように欧米石油メジャーの収益も悪化、評価損も計上したことで、最終赤字が大きく膨らんだ、とのこと。同時に原油安による、思わぬ負の影響も見られる模様(詳細は下記をご確認ください。)

コロナ禍でプラスチック需要も減退している中、原油安ともなり、原油からプラスチックを製造したほうが、リサイクルのプラスチックを活用した製造より、安価で効率よく作れてしまう、とのこと(記事では、「再生原料の割安感がなくなる」、といった表現)。しかし環境面ではもちろんリサイクルの方が推奨されるわけで、また輸出となっても、大消費地の中国は他国からのプラスチック輸入を規制しており、とても難しい状況。プラスチック原料を活用した、大きな需要が見込める新製品の開発が必要なんでしょうが。。

人口減少から石油需要も低迷している日本市場では、石油製油所も同時に縮小傾向。そうすると、石油精製の副産物を活用した炭酸ガス(ソーダ)の製造も減少、とのこと。一方で最近は安価な炭酸水が出回っていたり、コロナ禍で宅配・配送も増え、ドライアイスの活用も増加している模様。もしかして炭酸自体が高価?になるか、ドライアイスもブラスチックバック同様、有料化か?

一方で日本商社や銀行は、上記記事のように東南アジア諸国にてLNG発電所の建設に関っているそうです。この推進の裏には、現在足元で供給過剰になっているLNGの新たな消費先を作る、石炭よりCO2排出が少ないとされるエネルギー(LNG)の提供促進、現地国家との関係強化等あると思います。
しかしボトムラインとして、今までのような移動等に関する石油需要よりかは、人口増加による電力需要増加に賭ける、という欧米石油メジャーの取組み、方向性と同じ方を向いて、商社もプロジェクト遂行されている、ということかと思います。



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