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【エッセイ】奇跡のタネ〜本のご案内三冊〜

「小説の出版日が決まった」と、ライター仲間の大林利江子さんから連絡をいただいた。彼女はギルティや江戸モアゼルなど数々のドラマを手がけてきた脚本家だ。

知らせを受け、嬉しさのあまり涙が出そうになった。それも出版に至るまでの経緯や苦労を聞いていたからで、ようやくあの作品が世に出る!!と深い感慨に浸った。
小説の内容を知っているが、本当に素晴らしい話なのでぜひ多くの人に読んでもらえたらと思う。

同時に、私にはかねてから世に出て欲しいと思っている作品がある。いや出てはいるのだけれど、近所の書店で普通に買えるようにならないかな、と。

↑こちら。つる・るるるさんのエッセイ集。つるさんのエッセイは、オンライン飲み会で知り合った皐月まうさんの投稿から知った。特に「駆逐されたり恋バナしたり」を読んでからは、心の中で師匠と呼んでいる。このエッセイ集が欲しくてたまらないのだが、文学フリマでご本人から直接買いたいのでずっと我慢している。

もう一冊はこちら。とき子さんの『なけなしのたね』

とき子さんはつるさんの記事から知り、『モハメド・オリ・ベーグル』が秀逸だったので、以来毎回の投稿を楽しみにしている。そんな折にこれまでのエッセイをまとめた本を出すと知り、また広島の文学フリマに出す予定が中止になったと聞いたのでネットで購入した。
先日心のこもった手紙と、ひまわりのタネが同封され届いたが、期待通り珠玉のエッセイがぎゅっと詰まった一冊だった。

先週、編集者の方と話をする機会があった。一日七百冊の本が世に出ると聞いて驚いた。世に出るまでの道も険しいが、出てもさらなる試練が待っている。そう考えると、こうして今まで縁あって出会い、知り得た作品の数々は奇跡の賜なのかもしれない。

私はNOTEを初めて四ヶ月くらいになるけれど、うーんなぜまだ世に出ていないのかな、と思う人や記事に出会うことがある。そうした奇跡のタネに出会うと心から嬉しいと思うし、もっと多くの人に知られて欲しいと思う。

どうかNOTEに散らばる多くのタネが、花を咲かせますように。

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