親が民事再生すると、子どもは住宅ローン組めなくなりますか?

【質問】
親が民事再生すると、子どもは住宅ローン組めなくなりますか?

【回答】
民事再生制度とは

民事再生とは、債務(借金)の額を減額し、減額された借金を原則として3年間の分割払い返済していく手続で、債務者の事業又は経済生活の再生を目的とした制度です(条文)。

信用情報機関への登録

破産手続きや借金の整理をすると、その情報が事故情報として信用情報機関に登録され、およそ5年~7年は新たな借金をすることが難しくなります。

民事再生(個人再生)についても同様で、民事再生をしたことが信用情報機関に登録されるので、民事再生手続きをした本人は、一定期間借金をする(住宅ローンを組むことも含みます)ことが難しくなります。

子供や親族への影響は

信用情報はあくまでも個人に関連付けられた情報なので、原則として子供や親族に影響を及ぼすことはありません。

借金をするときに審査の対象となるのは借入をする本人の信用情報なので、親などの信用情報が審査に影響をすることはないと考えられます。

但し、保証人となる場合にも信用情報は影響しますので、民事再生手続きをした親や親族が保証人となれないことにより、借入に影響を及ぼすこと可能性はあるといえるでしょう。

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