屋台ブルー

読書は好きだけど読むスピードは遅い。それでも読んだ本の感想を残していきたい。そして、5…

屋台ブルー

読書は好きだけど読むスピードは遅い。それでも読んだ本の感想を残していきたい。そして、50歳からの学び直しで語学にも力をいれている。プログラミング言語と英語をどこまで突き詰められるのか疑問はあるけど、学ぶのは楽しい。

最近の記事

ミュータレーション パニック

「mutilation」を「ミュータレーション」と表記したけど、手足を切断するという意味だ。この切断するという意味で、他に何を思い浮かべる?誰でも「cut」や「tear」は基本単語として知っているだろう。私が他に覚えた単語は、「sever」「rive」「scythe」「shear」「mow」「hew」なんて覚えた。他にもあるだろう。 さあ、いきなり単語の想起から始めたけど、ゴールデンウィークの間は英語の勉強を全くしなかった。旅行や映画鑑賞(英語字幕で英語音声で見るけどね)を

    • ボトルネック

       雑誌The New Yorkerのデジタル版で今週いっぱい(4/24-4/28)は気候問題に取り組む記事を特集として組んでいる。非常に興味深い内容なので注目している。 最初の記事に書かれている2003年のアメリカ北東部で生じた大規模な停電の事は知りませんでした。たった7分間の停電であったけど、米国で8州、カナダで1州を巻き込み、5千万人に影響を与え、数千億円の経済的損失と百人を超える死亡者をもたらした。 これを教訓として迫りつつある環境問題へ取り組むべきだという内容であ

      • アースデイ!

        雑誌The New Yorekerの記事を必ず毎日1つ読むというノルマはほぼ継続できている。ここのところトランプ前大統領に関する裁判の話題を追いかけていて、ここで取りあげようと思っていたけど、記事を読んでも、まとめるタイミングを逃し、しばらく投稿が途絶えてしまっていた。 今日の記事は、Elizabeth Kolbert女史の記事だ。Kolbert女史と言われても知らないだろう。私は、彼女の本を以前読んでいて、環境問題に関して鋭い指摘をしているので注目している。 彼女の最新

        • ブルック・シールズ

          あっという間に時間は経つもので、少し気を抜いていると、貴重な時間を失ってしまう。人生で残された時間は短いというのに私は英語の勉強に精を出している。それは、文章を読むことで、自分では体験できない経験を共有でき楽しめるからだ。そういう訳で、文章を読むのが好きだ。日本語しか読めないと、経験できる世界が狭まるので英語を一生懸命勉強しているという訳だ。 今日紹介するブルック・シールズ、実は私と同い年であるが、時の刻み方は全く異なる。赤ちゃんの頃から人の目に曝され続け、その中で自分のア

        ミュータレーション パニック

          スーヴァンカム・タンマウォンサ

          Sisouvanh Thammavongsa女史、はっきり言って、綴りも読みも覚えられない… 本当に無礼なことだが、彼女は日本であまり知られていないと思う。ラオスからの亡命家族の子どもで大学に進学したファーストジェネレーションのカナダ人。文学賞の受賞歴のある、詩人、短編小説家である。 今日は彼女の記事が雑誌The New Yorkerのトップに出てきたので読んだ。 読みやすい文体、そして共感のもてる内容… 決して同じような経験をした訳ではないが、弟を失った過去が私にもある

          スーヴァンカム・タンマウォンサ

          Netflix マードック家殺害事件

          雑誌The New Yorkerの最初の記事を毎日読み切ることを課題にして、英語の勉強を続けているが、毎日の仕事の合間にNoteにまとめる時間が無い(というか英語力がまだ追いついていない)。「How the Government Cancelled Betty Ann’s Debts」や「Russia, One Year After the Invasion of Ukraine」を読んで英語の勉強をしているけどまとめられない。 今日は、これらの記事をまとめるんじゃなく、N

          Netflix マードック家殺害事件

          recover

          やっぱり語学の勉強は楽しいし、ChatGPTが利用できるようになった今だからこそ、独学でも勉強できるようになったと思える。 じゃあ私がどうやって勉強しているのかみてみよう。 次のような文章が気になった。 「recover」で引っかかって、ピンとこなかった。こういう時は、電子辞書でサクッと調べるけど、ぴったりと当てはまる意味がない。なんとなく「〈なくした物・盗まれた物・失った物〉を〔…から〕取り戻す」が当てはまるような気がするが、感覚的に「生きた状態で見つかる」というイメ

          戦時下におけるプーチンの嘘の1年

          今日の記事の中で、印象深い表現は次のセンテンスだ。 なんか強烈な表現ですよね。こういう文章を書くためにかなりセンスがいるな。 この記者は、バイデン大統領に対しても辛辣な表現をしていた。彼の事を「a doddering hack」と呼んでいたので、早速ChatGPTに訊ねてみた。 ちゃんと締めくくりに、大統領を説明する言葉としては不適切だよって、忠告もするところがChatGPTの凄さだ。 じゃあ、知っている単語「decrepit」置き換えられるかどうか訊ねてみた。 ま

          戦時下におけるプーチンの嘘の1年

          Paramore

          雑誌The New Yorkerのインタビュー記事は長いので読み応えがある。内容に興味が無いとしても、インタビュー記事なので、スピーキング主体の英語の言い回しが勉強できるのでお勧めだ。 最近のミュージックシーンに興味があればなおのことだ。私はHyley William氏をこの記事で初めて知った。以前、ここでちょっと触れているけど、私にとって2000年代初頭とは、映画のみならず、音楽からも離れた生活をしていた頃なので、2004年に14歳でParamoreのフロントパーソンとし

          Easy Peasy Japanesey

          ちょっと古い映画を観た。少し前にスティーブン・キング原作の「スタンド・バイ・ミー」を見直したせいか、Netflixのお勧めに、「アトランティスのこころ」が挙がっていたからだ。ドラマを観たい気分も残っていたので、もう一度見直したのだ。最近は、英語学習のために音声と字幕を英語にして観ているけど、「Easy Peasy Japanesey」というフレーズが気になった。そこで、ネットで確認してみたら、まあ色々な情報が出てきて面白かった。特に最初にヒットしたページは、参考になった。

          Easy Peasy Japanesey

          国連事務総長、化石燃料業界に烙印メッセージ

          雑誌The New Yorkerを購読し始めた理由の1つは環境問題に関する記事が気に入ったからだ。今日の記事もかなり勉強になったし、注目に値すると思うが、どんなトピックに触れても、過激に反対する輩がいる。新型コロナウイルス感染症に対しても同様だ。 私も新型コロナ対策が大変だという愚痴をSNSで零したことがある、すると新型コロナウイルス感染症陰謀論者からダイレクトに「バカ」と書き込まれたことがある。私に言わせば、次のような表現になるかな。ちょっと覚えた単語をちりばめてみた。変

          国連事務総長、化石燃料業界に烙印メッセージ

          米国の財務について考えて見よう

          私の記事に目を通している人なら、「G.O.P.」と書かれていても解るだろう。ここで言う「New G.O.P.」とは、今回の中間選挙で共和党が多数を占めた下院の事を示している。下院には予算を決定する権限があり、米国政府として国債債務の上限を引き上げたかがっているが、共和党は、この上限引き上げに待ったをかけ、政府に圧力をかけている。このまま債務上限を引き上げられなかったら、米国経済に大ダメージが生じるかもしれない。 過激なトランプ信者である極右翼議員は、経済的カオスをリスクと考

          米国の財務について考えて見よう

          市民の助けに警察を送らないアルバカーキ

          ニューメキシコ州、アルバカーキ市の人口は、ニューヨーク市の15分の1にもかかわらず、2022年度の警察官による銃の死亡件数は、ニューヨーク市で13件なのに、アルバカーキ市では10件にものぼる。新型コロナパンデミックに入って(黒人ジョージフロイド氏が警官に殴り殺された事件も切っ掛けになっているが)、殺人事件の数も急増している状況だ。 この問題の1つの取り組みとして、アルバカーキ市は、警察署から独立して、市直轄の独立機関として、Albuquerque Community Saf

          市民の助けに警察を送らないアルバカーキ

          メンフィス警察は Tyre Nichols の死の傍観者じゃない

          雑誌The New Yorkerの記事は、読みやすい記事と、読みにくい記事がある。今日取りあげた記事は、凝った表現をしていて知らない単語が多く理解しにくかったけど、知らない単語をチェックして読み直すと理解はできた。まだまだ知らない単語や表現が多すぎる事を実感させられる記事になった。 CNNのアンカーである Don Lemon氏の母親へのインタビュー動画が Youtubeに挙げられているが観ていると途中で目頭が熱くなった。雑誌The New Yorkerのこの記事を読めば、起

          メンフィス警察は Tyre Nichols の死の傍観者じゃない

          ウクライナ、ロシア協力者狩り

          雑誌The New Yorkerは本当に興味深い記事に溢れている。どうして日本語版が無いのでしょう。だいぶ英語が読めるようになったんで、私にはもはや必要ないかもしれないが、世界の情勢を知るために、雑誌The New Yorkerはいい情報源だと思う。皆さん、どう思う? 今回読んだ記事は長文なので、英語初心者には過酷だったかもしれない。中級者の私でも読み切るのに時間がかかった。それでも内容が興味深かったので読み切ることはできた。第二次世界大戦で占領され解放された経験のあるイジ

          ウクライナ、ロシア協力者狩り

          警察業界の通説がTyer Nicholsさんを殺してしまった

          毎日、怒濤の記事更新が続く雑誌The New Yorkerのオンラインバージョンに全くついて行けていない。英語が分からない以上に、米国の政治、経済、カルチャーに対して無知なことが原因だろう。それでも英単語の知識が増えてくると、ある程度のスピードで記事が読めるようになっている。読むのは遅いけど、米国の抱える問題が見えてくるので面白い。新聞の記事と異なり、The New Yorkerの記事は、バックグラウンドを丁寧に説明しているので、英語学習者、特に米国に関心がある学生さんには興

          警察業界の通説がTyer Nicholsさんを殺してしまった