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アイスランド5泊8日ひとり旅のこと/2018年9月

2018年9月、社会人3年目の夏休み、銀座でイベント仕事をおえた翌日にアイスランドへ向かった。

ずっと訪れたかったその場所は、雄大な自然も、建築も、ドライブ中にみる何気ない風景も、ぜんぶ期待した以上だった。

そんな旅の様子を、これから計画する誰かのために、今さらながら記録しておこうと思う。

旅程

行き帰りともに、カナダのモントリオールを経由して、お金の代わりにたっぷり時間をかけた。アイスランドを周遊できたのは5日間。

【往路】
├ 9/23 成田17:30発 -> モントリオール16:30着(12時間) 
| ↓乗り継ぎ(7時間)
└ 9/23 モントリオール23:15発 -> 9/24 ケプラヴィーク8:30着(5時間)

9/24〜28 レンタカーでアイスランドを巡る

【復路】
├ 9/29 ケプラヴィーク10:00発 -> モントリオール11:15着(5時間)
| ↓乗り継ぎ(3時間)
└ 9/29 モントリオール13:55発 -> 9/30 成田15:50着

地図で見るとこんな感じ。
本当は一周したかったけれど、せっかくの休みであまり焦ったスケジュールにはしたくなかったので、南側のみ5泊8日の旅になった。


1日目(9/24)

丸一日掛けてやっとケプラヴィーク国際空港に到着!ブルーラグーンが描かれたwelcomボードに迎えられて気分が高まる。

Keflavík International Airport(Keflavíkurflugvöllur)


まずは、空港内のコンビニで海外SIMを購入し、免税店で両替を済ませる。事前に調べたとおりではあるけど、すこし緊張。


つぎに、空港内の「Alamo」で予約しておいたレンタカーを借りる。
流れは日本とおなじで、予約番号と国際免許を提示して車の傷を確認するくらい。思ったよりスムーズな出発。海外初ドライブのはじまり…!


最初の目的地は、クリントン前大統領も食べた「宇宙一おいしいホットドッグ」。
ソーセージの下に入ってるカリカリの揚げオニオンがいい仕事をしてる。雨のなか行列ができていたのも納得のおいしさ。

Bæjarins Beztu Pylsur


レイキャヴィク市内の観光は、「ハルパ・レイキャヴィク・コンサートホール」から。
ビョークも歌ったこのホールは、ガラス張りの建物が美しい。日の入る時間にいくのがおすすめ。

Harpa Concert Hall and Conference Center


少しだけ移動して、ハットルグリムス教会へ。左右にお店が並ぶゆるやかなのぼり坂の頂上に、遠くからでも目立つこの建物がある。中に入ると、立派なパイプオルガンと、綺麗に音が響きそうな天井が美しい。

Hallgrímskirkja(Hallgrim Church)


スーパー「BONUS」で食料などを買って、ブルーラグーン近くのグリンダビーク キャンプ サイトへ。

書き忘れていたけど、一人旅なのでおいしいご飯は出てこない。ほとんどをキャンプサイトに停めた車の中で寝泊まりするため、綺麗なホテルも出てこない。その部分はまったく参考にならないので、期待しないでほしい。

2日目(9/25)

ブルーラグーンでの朝風呂からはじめる。湯気が朝日に照らされて、なんだか天国みたいな雰囲気に包まれていた。

blue lagoon

お風呂上がりで移動。ちなみに、アイスランドは「リングロード」と呼ばれる国道1号線で一周できる。ずーっとこんな感じの一本道で気持ちいい。

ゴールデンサークルに向かう。
ゲイシール間欠泉は残念ながら雨。というかこの旅はほとんど雨だった。メルカリでノースフェイスのダウンを買っておいてよかった。

Geysir

ゲトルフォスの滝
大きい…!とにかく大きい。人間が小さく見える。

Gullfoss

シンクヴェトリル国立公園をちゃんと観光するのはパスしてキャンプ場へ。

Camping Thingvellir

3日目(9/26)

この日は6時間の長距離移動からスタート。
たまに降りて写真を撮りながらすすむ。



スカフタフェットル国立公園では、途中で買ったパンやお菓子を食べて休憩。

Skaftafell National Park


スヴァルティフォスの滝は「オルガンの滝」とも呼ばれている。他の滝に比べるとあまり大きさはないけど、ここまで続く道は軽いハイキングみたいで楽しい。
あと、1日目のハットルグリムス協会はこの滝をモチーフにして建てられたものと知ってみると少しいいものに見える。

Svartifoss


16時過ぎにはスカフタフェットルキャンプ場に到着。スーパーで買った鶏肉と袋麺をたべて、お酒を飲む。はやめに就寝。
これは車の空気を入れ替えながら翌日のルートを確認している写真。

Skaftafell

4日目(9/27)

ヨークルスアゥルロゥン氷河湖は、溶けかけではあったけど、それでも綺麗だった。

glacial river lagoon(Jökulsárlón)



ヴィークへ向かう。一本道の見本みたいな写真が撮れた。


ブラックサンドビーチ。オルガン状の岩はわりとアイスランドあるあるなのだなと思った。あと、海に突き出た岩をみることができる。写真だと遠く感じるが、わりと迫力があった。

Reynisfjara Black Sand Beach


この旅で初めてのまともな宿「Farmhouse Lodge」。名前の通り、農家が副業でやってる感じだけど、とても綺麗で快適だった。

前日の車中泊で寒さが限界だったのと、この日の出発前にパッテリーが上がりかけたので、朝イチで取った予定外の宿だ。車中泊しようと思ってる人は最大限の防寒をおすすめする。

5日目(9/28)

ヴィークから移動して飛行機の残骸「Wrecked DC-3 Plane」をみる予定だったが、こちらは雨で断念。

スコガフォの滝は、立っているのと同じ高さに落ちてくる滝だ。
右手側に滝の上へあがれる階段がある。それを登る時に、こんなに大きなかったのかと実感する。

skogafoss


セリャラントスの滝は、裏側をまわることができる滝だ。綺麗に流れ落ちるというより、豪快に溢れでるような感じなので、あたり一面が水飛沫でうるおっている。

Seljalandsfoss


夕方、ゲストハウス寄りのBase Hotelに到着。
学校の寮を改修したのかな?という感じのホテル。若いバックパッカーが多く、僕は4人の相部屋だった。車の一人旅だとあまり人と話さないので、ちょっとだけど中国人と話せたのはよい思い出。

Base Hotel By Keflavik Airport

6日目(9/29)

最終日、8:30にはレンタカーを返却。
荷物をまとめて、空港内のカフェで朝食をたべて飛行機を待つ。アートに見送られて10:00には出発した。

費用

覚えている範囲で掛かった金額は、合計270,500円だった。
SIMやガソリンなど、含められていない費用を入れても、30万円には収まっていた気がする。

航空券:181,000円
車  :32,000円
ホテル:27,200円(Farmhouse22,600/The Base4,600)
観光 :10,300円(ブルーラグーン)
食事 :20,000円程度

寒いなか車中泊で耐えたこと、食事をスーパーの食料で済ませたことが旅費の圧迫に貢献している。
ちなみに、物価が高いとは聞いていたけれど、初日に入ったカフェで作りおきのサンドイッチが約2,000円することにはびっくりした記憶がある。
おいしい食事を求めるならば、もう少し予算を用意すべきだと思う。

触れておきたい作品

海外旅行にいくとき、その都市が出てくる映画を観たり、出身のシンガーが歌う曲を聴いておくようにしている。

景色に感動するだけでなく、ストーリーを重ねても楽しめる。街の空気感から、創られた音楽に納得したり、ぜんぜん理解できなかったりもする。どちらにしても、頭の片隅にいれておくと何かちがう気がする。

映画・ドラマ

セイジスフィヨルズルの坂道が登場する。
ただし、そこを訪れなくともアイスランドでは同じような坂をみることができる。
『LIFE!』

この3つは、僕も訪れたヨークルスアゥルロゥン氷河湖が出てくる。
『トゥームレイダー』
『007』
『バットマン ビギンズ』

最後に、観てからいった訳ではないけど、最近みた中でのおすすめを。長く感じるかもしれないけどいい作品なのでみてほしい。
『First Love 初恋』

他にもアイスランドが登場する映画は多いので、ぜひいくつか観てから訪れてほしい。

音楽

どちらもアイスランド出身の歌手。
・ビョーク
・シガーロス

正直にいうと、どちらも少しとっつきにくかった。MVを見たりしてはじめてちょっといいなぁと思えたので、YouTubeなんかであさってみることをおすすめする。

最後に

コロナ禍で変わってしまったこともあると思うけど、僕のアイスランド旅行が誰かの参考になれば嬉しい。
アイスランドにいく直前に買ったフィルムカメラでとった写真をinstagram(@yatattsufm)に載せているので、そちらも見てもらえたらと思う。

あと、今は9月に予定しているモロッコ&ドバイ旅行の計画を立てている。だいたいの観光先は決めているけど、おすすめのお店や注意すべきことがあれば、コメントで教えてほしい。

その旅行から帰ったら、またnoteを更新しようと思う。


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