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【銭湯】東京銭湯お遍路-新宿 24「塩湯」さん100年の歴史にピリオド。

今月で閉店してしまう四ツ谷の銭湯「塩湯」さん
Twitterでそのニュースを知りました。
これはいかねば、
ということで休日の夕方にお邪魔。

四ツ谷駅から歩いてすぐの場所にあります。
入口が男女分かれていて、
入ったらすぐに番頭があり
おばあさんがいらっしゃました。


閉店のお知らせ

脱衣所は、「え?本当に今月で閉店するの?」
と思うくらい、常連さんの荷物でいっぱい。

私が訪ねたときもちょうど夕方から夜のお時間だったので
お風呂は近所の方々でいっぱいでした。
みなさん、それぞれお話していたり
ご挨拶をしているということは、やはり常連さん
なのですね。

お湯は熱め。
バブルバス(熱いです)、
少し温度が下がったお風呂(でも熱いです)
そして水風呂の3種類。

当日はラベンダー湯となっていて
私は熱いお湯と水風呂を楽しみました。
サウナもありましたが、今回はご遠慮。
サウナはガラガラのご様子です。
壁はタイル画で、
紫がかった雄大な山々が池?木々とともに描かれていました。
この絵はどこなのだろう。。。。
壁上を見ながら大きなお風呂を満喫させていただきました。

お風呂の中には外国のご老人もいらして、
でも隣のかたと日本語でお話していましたし
番頭のおばあさんにも「また明日ね」
とおっしゃっていたので、
本当に地域に愛されている銭湯なのだと思います。

小さなお庭

閉店のお知らせには、「およそ100年」続いたとあります。
その土地の変化や人々生活を
長い間支えてきた銭湯なのですね。

このあたりは銭湯がどんどんなくなっているようで、
四ツ谷界隈の銭湯は
これでゼロになってしまうそうです。

あの日の夜、いらしていた近所のおばあ様たちは
これからどこの銭湯にいらっしゃるのだろう。
そして脱衣場で番頭さんを中心に会話されていた
あの貴重な空間と時間は、
どこに消えてしまうのだろう。

自転車やランナーさんが多かったです

ご近所さん仲間の親密さを
目の前で見たときの心のじわっとした感情、
身体の温かさを感じながらも
少し心に冷たい風が吹きました。


今月でしまってしまうので、
もしご興味ある方はお早目に。


塩湯
新宿区四谷三栄町1-3
電話番号 

中央線「四ツ谷」駅下車、徒歩3分
休日月曜、第2火曜
営業時間15:00−23:00


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