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フォロワーの皆様への御礼:結婚1周年を前に

昨年、交際して6年になるプラハくんと結婚いたしました。もうすぐ結婚1周年を迎えます。
この記事は主にTwitterで人生が交差した方々にお礼を伝えたくて書きました。ツイッタランド(頑なにXとは呼ぶものか)の皆さまがいなければ、この茨の道をきっと乗り越えられませんでした。

元々プラハくんとの色ボケをかますために開設したはずが、居心地が良すぎていつしか本アカへと変貌した私のアカウント。

読み返してみるといろんなことがありました。
サガミオリジナルさんにデート代を負担してもらったり、

遠距離に飽いて、研究活動の助成金に応募しまくってパリでの研究活動をねじ込んだり(ちゃんと学会発表して、査読論文や本も出した!)(そしてひたすらバゲット食べてた)、

プラハくんの実家で初めてクリスマスを一緒に過ごしたり(チェコのクリスマスの習慣が面白かったのでぜひこのツイートに紐づくツリーを見てほしい)、

夢で知らないおばさまに諭されたりしていました。

プラハくんとの出会いによって世界の見え方が少なからず変わったし、つらいことや理不尽なことに対しても、前ほど心荒れることがなくなったと思います。(いや、そんなことないかも。最近も職場のお局ムカつく〜😠って思ってるや)

しかし!!コロナ禍が超超超つらかった~~

今思い出してもちょっと泣ける。本当に辛かった。パンデミック以降、会いたい時に会うことがますます難しくなって、すれ違いも増えてケンカばかりしていた気がする。

会えない期間が1年を超えた頃から、ケンカでおさまることなく別れ話にまで発展してきた。2020年の終わり頃からは2,3か月に一度の頻度で別れ話をしては夜通し話し合って、なんとか関係を継続する、という状態だったように思う。

そして一番大きな悲劇が、特段の事情ビザの却下。
喉元過ぎれば熱さを忘れると言うけれど、この時のことは未だに怒り心頭です。入管め!

そんなことやあんなこともありましたが、友人や家族、当時の同居人たちに肩を支えられながらなんとかコロナ禍を乗り越えて、2022年の6月から念願の念願の、日本での二人暮らしが始まったのでした。
二人暮らし期間はハッピーハッピーハッピー!!!としか言いようがなく、銭湯にはまって近所の銭湯を制覇したり、毎週末のようにどこかに旅行に行ったり、古くからの、または新たにできた友達たちと飲み歩いたり、それまで会えなかった期間を埋め合わせるようにいろいろなことをしました。
二人暮らしの基礎固めをできたのも大きかった。家事の分担やシーツ替えの頻度など、その後下手したら数十年続く生活の要素を膝付き合わせてすり合わせできたので、この二人暮らしの期間があって本当によかったと今になって思います。

二人暮らしを始めて数ヶ月が経って、お互いに「ああこの人とはこれからもやっていけるな、やっていきたいな」と確信できたタイミングで婚約。(ツイート読み返したら1回断ってました)

それから日本で婚姻届を提出するために必要な書類集めに奔走して、満開の桜の下で婚姻届を提出したのでした。ちなみにチェコから婚姻要件具備証明書を取得するのに3ヶ月くらいかかったので、同じ手続きを控える方はご注意ください。

昨年の7月にチェコで執り行った結婚式の様子です。
牧師もカメラマンも世話人も、余興で行ったゲームの準備も、ウエディングケーキとプチギフトも、生歌の披露もDJのセットも全部、家族や親友たちをはじめとする参列者が引き受けてくれました。
振り返ると、私たちに関わる全てのことは、たくさんの人たちが手を差し伸べてくれたからこそ成し得たものでした。

と、ここまでざっくりとこれまでの経緯を振り返ってきましたが、この記事をツイッタランドのフォロワーさんたちに捧げたい。

私が病めるとき、怒り狂うとき、絶望の淵に立つとき、あのときツイッタランドで優しい言葉をかけてくれたフォロワーの皆様へ。
貴方がかけてくれたあの言葉がなかったら、とっくに諦めていた未来に今わたしはいるのかもしれません。
インターネットの大海で出会った顔見ぬ誰かを励まし、一緒に悲しみ、怒り、支えてくれたその優しさと強さに心からのありがとうを。
私たちが結婚1周年を迎えられるのは貴方のおかげです。

サポートの合計から1杯のコーヒー代をいただいたら、残りは入管の改善活動を展開する団体への寄付に充てさせていただきます。