見出し画像

高校の友達との飲み会で再起不能なほどスベった

タイトル通りめちゃくちゃスベった。こんなにスベるの?ってくらいスベった。アメトークとかで無名芸人がテンパって変なことしてるときと同じ状況。今思い出してもきつい。けれども黒歴史として封印するよりも文字に起こして反省する方が健全だと思うので、その日のことを書き記す。




高校のクラスメイトから「暇だったら来て」と誘われ、立川駅に着くと「あと2人来るわー」と言われた。その時点で僕含め3人だったので、合わせて5人ならまあちょうどいいか、とか考えていたが、その来た2人が僕が高校在学中ほとんど話したことのない女子だった!この時点で僕の悪い予感センサーが爆音で警告をしていた。パワプロで怪我率70%の練習を間違えて選択してしまった時と同じだった。

↑心中描写


なぜそんなに悪い予感がしたかというと、この飲み会激スベり事件の半年くらい前に、高校のクラス会でバーベキューがあった。何故か座席がくじ引きで、高校時代ろくに話したことのない人たちが集まった最悪の席が爆誕してしまった。その時の地獄の空気がまた生まれるのかと思ったのだ。


5人集まったので、店に入り乾杯をした。席に着いてから、乾杯の前後まではスベることなく楽しめていた。今思えばここでスベり散らかしておけばよかったのかもしれない。おそらく僕はここが自分を出していい場なのだと勘違いしてしまった。そんなことなかったのに。

話の流れでお会計のことが話題に上がり、その時手持ちが少なかった僕は「今手持ちのお金ないからこれで払おうかなあ」と言いながら、ドラえもんブラックカードを出した。もちろんウケると思って。

ロッテドラえもんガムについてくるシールを集めて送ると必ずもらえるカード


ところがどっこい、一瞬にして静まり返り、「お、おう」みたいな空気になった。これが記念すべき1スベり目。僕は驚いた。何故ウケない?このドラえもんブラックカードボケは僕の人生で絶対にスベることはなかった。高校の気心知れた仲間にも、大学の初対面の人にも。「いや、それカードとして使えないでしょ笑」とか、「何そのカード笑」みたいな反応が絶対に返ってくるはずだった。しかし、その日は無反応。僕の相棒ともいえるドラえもんブラックカード初の敗北。

僕を勇気づけるために無理して笑っている
ドラえもん

ここから歯車が狂い始めた。その後何回か面白いこと(僕が面白いと思っていても他の人からしたらつまらないこと)をしたつもりだったが、スベりまくる。スベりまくったことに対して「こんなにスベる!?」という自虐ツッコミもスベった。これがスベったらもう無理である。

話の流れを無視した奇行や周りの人に迷惑をかけるようなことではないのに、ここまでスベったのは初めてだった。

この悪夢に追い打ちをかけるように、他の4人の話題が高校の同級生の話になった。
「AとB別れたらしいよ。」
「えー!でもAとC元々付き合ってたんでしょ?C気まずくない?」
とか言われても、全然わからない。
AもBもCも全員知らない。顔すら出てこない。知らん奴と知らん奴が付き合った話になんて反応すりゃいいんだ。芸能人の不倫より興味ない。僕がぽかーんとしてると、気づいて「あ、A知らないか、ほらほらバスケ部のAだよ」とか言ってくれるけど全くピンと来ない。

「Dの弟がうちらの高校受かって後輩になるんだって」
いや誰ー?知らん奴の弟が後輩?だからなんなんだよ。それ赤の他人だわ。
そもそも飲み会メンバーのうちの2人は高校時代なにをされてる方だかよく知らないのに、知らん奴と知らん奴が知らん奴と知らん奴の弟の話をしていてもなんにもわからない。





はい。スベり散らかした上に会話についていけない最悪の状況。途中からこれモニタリングされてるのかな?と思い始めた。タイトルはきっと「楽しいはずの飲み会なのに全く楽しめなくても残る?帰る?」だろう。いや仮にそうだとしても隠しカメラに映るのはただ一人絶望してる陰キャラだけだ。なんにも撮れ高がない。じゃあなんの時間なんだこれは....




ここら辺から記憶がない。ただ覚えているのは、みんないいやつだって思ったことだ。手持ちのお金がなかった僕に3000円も貸してくれたし、話についていけなかった時も話題を振ってくれた。結局僕が全て悪い。スベったのも僕が空気読めていないからだし、知らん奴の話についていけないのも、僕の交友関係が狭すぎたからである。ごめんなさい。ないと思うけど、もしこの記事をあの飲み会にいた人が読んでいるなら連絡してほしい。誠心誠意謝罪させていただきます。









これだけ謝れば結構な悪口言ってたの帳消しになるか...?









帳消しにならなそうな顔をしているドラえもん

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?