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キノコの世界6

 雨上がりの澄んだ空気の中、少女はキノコを食べながら歩く。

「モグモグーー?」

 卵の殻のようなものから生えたキノコの影に何か動くものが見えた。

「動物かしら?」

 ジッと目をこらすと、どうやらそれは二足歩行する小さな生物だった。

「ーーお肉食べたいわね」

 生物は少女に気付くと一目散に逃げ出した。

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 140字小説です。

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