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作家の日々

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2019年6月の記事一覧

岩塚製菓さんの新発売お菓子を食べ比べてみた【岩塚製菓アンバサダー活動】

岩塚製菓さんの新発売お菓子を食べ比べてみた【岩塚製菓アンバサダー活動】

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 不肖谷津、現在岩塚製菓さんのアンバサダーに就任しています。
 以前、岩塚製菓さんのサイト「大人のぽりぽりクラブ」「ぽり談」の取材にお呼ばれした縁によるもので、時々山のようにお菓子をいただくというなんか非常にうれしいご縁をいただいている次第です。
 岩塚製菓さんからは特に何か活動をしてほしいという要望はないものの、何かしないと悪いなあ……と良心に咎めるところがありまして、じゃあnote

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国立科学博物館に展示されているミイラと死者の尊厳、そして歴史小説

国立科学博物館に展示されているミイラと死者の尊厳、そして歴史小説

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 今日はライナーノーツはお休みです。
 というのも、今、書き留めておきたいことがあったからです。

 先日、リフレッシュ(と九月刊行予定の「廉太郎ノオト(仮)」の最後のロケハン)と称して東京上野に行きました。ただ散策するだけではつまらないですし、かといって博物館・美術館の企画展に惹かれるものがなかった(すみません!)ので、いっそのこと……と国立科学博物館の常設展に入りました。
 そうい

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「曽呂利」「某には策があり申す」ライナーノーツ②石田三成

「曽呂利」「某には策があり申す」ライナーノーツ②石田三成

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 というわけで、ライナーノーツ二回目は石田三成です。

 石田三成
曽(〇) 某(〇) 孫(×)

 いや、豊臣政権の話を書くにおいて、石田三成は非常に便利なんですよね。政権に深く参画していましたし、のちの関ヶ原合戦での暗躍もあったおかげで著名ですしね。この実感は何もわたしだけではなく、軍記ものの著者さんや古の講談師、はたまた明治期以降の歴史小説家の間でもそうだったようで、かくして様々

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「曽呂利」「某には策があり申す 島左近の野望」ライナーノーツ企画やるよ

「曽呂利」「某には策があり申す 島左近の野望」ライナーノーツ企画やるよ

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 さて、「某には策があり申す 島左近の野望」(ハルキ文庫版)がそろそろ刊行一か月に至ろうとしております。
 というわけで、そろそろライナーノーツ的な企画をやろうかなあと思い始めております。
 ところで皆さん、ライナーノーツって好きですか?
 わたしは実はかなり好き、というか、それを目当てで番外編を買っちゃうことがあるくらい好きなんですが、ネタバレを嫌う方ってどれくらいいらっしゃるんでし

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歴史小説は今、『歴史離れ』のほうがやばいんではないか②

歴史小説は今、『歴史離れ』のほうがやばいんではないか②

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 すっかりご無沙汰しちゃいましたが、前回の続きなんだぜ。

 前回は「歴史離れのほうが歴史其儘よりよほどやばいんじゃない?」というお話でした。

 しかしながら、前回エントリで、わたしが説明していない事実があります。実は、「歴史離れ」系歴史創作は、今でもめちゃくちゃ隆盛なのです。

 ことを小説、特に大衆文芸から影響を受けた狭義の歴史小説に含めてしまうから視野狭窄に陥るんであって、深呼

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谷津、くらりちゃんを迎える

谷津、くらりちゃんを迎える

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 タイトルのまんまなのですが、行ってきましたよ。

 そう。ミステリやSF作品のイメージの強い、東京創元社さんです。
 なぜ歴史小説家のお前が東京創元社さんに? ですって?

 ああ、もうすでに公開されている話なのであまり隠すこともないのですが、現在、東京創元社さんと新作を作っているところでして、おそらく一年以内には叢書「東京創元ミステリフロンティア」さんの一作として拙作が刊行されるこ

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「桔梗の人」六章公開です

「桔梗の人」六章公開です

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 はい、タイトルの通りです。
 おかげさまで半年連載させていただいております「桔梗の人」、第六章が公開されました。

 視点人物が明智左馬助に代わって二回目です。明智十五郎(光慶)には見えなかった現実がちらほらと表れ始めています。さあ、これからどうなる。
 本連載は全八回で、あと二回でおしまいです。
 歴史小説の常で、世間の皆様は明智光秀や左馬助の運命を知っています(ご存じない方はネッ

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新人作家さんがSNSを利用する場合、やらないほうがいいこと七選

新人作家さんがSNSを利用する場合、やらないほうがいいこと七選

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 Twitterを眺めていたら、こんなつぶやきが流れてきました。

 このツイートを眺めながら、「そうだよなあ」と思わずつぶやいてしまいました。
 そもそも作家のSNS運用って難しいんですが(そもそも正解がない)、新人作家さんだと業界の不文律的なものにも通じてらっしゃらず、勝手がわからないんじゃないかなあと思います。

 かくいうわたしもそうでした。
 今でこそ、解説で自己のキャラクタ

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