廉太郎ノオト書影おびあり

『芸術』で選書しました&『廉太郎ノオト』あれこれ

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 はい、今日はお仕事の告知です。

 毎月掲載しているゲットナビウェブさんの選書、今月もやらせていただきましたよ。

 今回のテーマは『芸術』。
 もともと芸術家をネタに小説を書くことが多い人間でありますし、実際芸術鑑賞は大好きです。かといって、特定の芸術家の研究書を取り上げてもなあ……という逡巡もあったりして、結果として小説や漫画の選書が多めになりました。でも、これはこれで正解かもしれません。芸術の素晴らしさは、ある意味でフィクションという芸術で語られるものであるのかもしれません。というわけで、こちらの選書もよろしくです。

 そして、芸術といえば『廉太郎ノオト』ですよ。みんな買ってね!

 それはさておき、実は『廉太郎ノオト』、わたしにとってはちょっと特殊な小説となりました。

 一般文芸作品をお書きの作家さんからすれば「JASRAC認証? いや、普通じゃね」とお思いの方も多いかと思いますが、歴史小説家の小説でJASRAC認証がつくのはめちゃくちゃ珍しいです。だってそうじゃないですか。歴史小説が扱う史実は大抵江戸時代~大正時代くらいまでですし、一般に近代から向こうはあまり書かせてもらえないという実情があります。というわけで、著作権の保護される作品を引用することがまずないのです。
 ネタバレになってしまうのでどの曲かは明言しませんが、『廉太郎ノオト』をお読みの皆様、ぜひとも探してみていただければと思います。ヒントを書いておくと、早死にしているため、瀧廉太郎さんの著作権は切れています。

 そして、こんなことに。

 ありがたいことに、売れているようです。
 瀧廉太郎さんの青春から近代の西洋音楽界隈を描いた『廉太郎ノオト』、ぜひとも買ってね!

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