タイトルは難しい(今更)
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実は今年、某単行本作が文庫化するのですが、この際、このような議論が出ました。
「担当者さん、タイトルを変えません?」
いえね、文庫化に当たって、売り方を変えようということになったんですよ。最初は「メタさ」を売りにしていたのですが、単行本版ではあまり市場のご支持を得なかったんです。そして、本作に存在した別文脈の別要素を前面に出そうということになりまして。
タイトルは小説の顔です。
だからこそ色々趣向を凝らしてしまうところがあって、あまりに難解なタイトルにしてしまったり、凝りすぎてなんのこっちゃなタイトルにしちゃったりと散々なことになったりします。
歴史小説の場合、最悪主人公の名前をタイトルに入れればいい(拙作で言えば『曽呂利』とか『三人孫市』とか)のでそこまで磨いてこなかったテクニック・技術ですが、この辺り、もっとしっかり考えないといけないなあと反省している今日この頃です。
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