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2020年もお疲れ様でした

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 さて、2020年も暮れゆこうとしています。
 いやはや、なんともはや、今年は時が経つのが早い……。
 3月から4月頃に顕在化したコロナ禍によって、生活にメリハリがなくなり、ただひたすらキーボードを叩いて、本を読んで、映画を観ていた一年だったようにも思えます。感染症というのは、人の絆はもとより、時の感覚をも破壊するのだなあと思い知った次第です。
 とまあ、そんな感慨はさておき。
 今日は、わたしの仕事の振り返りをお送りします。

 以上がわたしの2020年の仕事です。
 たくさん書いている? いやいや、実はコレには裏がありまして。

 もしかするとピンとこない方もいらっしゃる可能性もあるので補足しますね。
 単行本を出している作家の場合、

⓪文芸誌などでの連載
①単行本刊行
②数年後、文庫化

 という三つの流れがあり(なぜ文芸誌での連載が⓪かというと、必須のものではないからです、まあ、昨今、文庫化することもかなり大きな関門になっちゃってますけどねアッハッハ、って笑い事ではない)、小説を書くにおいて重要な勘所は⓪~①に集中しています。変な話ですが、文庫化の際は小さな手直し程度で世に出るので、仕事量的には少ないことが多いのです(もっとも、めちゃくちゃ直してしまうわたしのような作家もいますけど……)。
 わたしの今年の仕事のうち、三つは単行本からの文庫化なので、基本的には仕事量は少ないのです。また、新作のうち二作は短編のため、そこまで分量が重いわけではない。2020年の刊行書籍の中で、小説を書くという作業を最初から最後までやりきって世に出した(要は、メインで頑張った)仕事は『絵ことば又兵衛』のみになる、ということです。

 わたしとしては、「いやあ、作業量が少なくてラッキーだぜアッハッハ」とはならず、むしろ「でへへ、まだ検討すべき箇所がある……。もっと頑張れそうだぜえっへっへ……」というド変態で、今年はまだ世に出ていない仕事に七転八倒していた感じです。

 というわけで、来年はそれなりに本が出ると思います。

 さて、今年も大変お世話になりました。その御礼を申し上げますと共に、皆様にとっての2021年が輝かしいものであることをご祈念いたします。
 ではでは、よいお年を!

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