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長崎航平の話

皆さん初めまして、長崎航平と申します。突然ですがこの度、次期シンカイボーイズとして、シンカイの運営、主にシンカイのお店に立たせていただくことになりました。


超パーソナルな話になってしまうかもしれませんが、僕の簡単な自己紹介や、この場所に関わることになった経緯、そして、この場所でやりたいことなんかをお話しできればと思います。



自己紹介


カメラマンの丸田平さんに撮っていただいた写真

まずは簡単に自己紹介。名前は長崎航平、20歳です。生まれも育ちも長野県上田市の生粋の上田人、じまんやきとあんかけ焼きそばを食べて育ってきました。高校を卒業後、進学や就職はせずに、色んな人に会い続けたり、フラフラしていた時にシンカイには出会いました。


昔から映画が好きで、地元上田市のミニシアターのお手伝いをしていたり、上田のちょっぴり変わった人たちをゲストに呼んでひたすら自由に話してもらうポッドキャストをやったりしています。

好きな食べ物は、蕎麦とエビチリと梅干しです。細かい作業が苦手です。サッカー、バスケ、野球などのスポーツ観戦が好きです。お笑い芸人はダイアンが好きです。




シンカイに関わることになった経緯

なぜか人が集まり話し出してしまうのもシンカイの魅力かな、と

次に、このシンカイという場所に関わることになった経緯。簡潔に言うと、自分のやりたいことができそう、かつやりたいことをやる上で学べることが多そう。そんな場所が、自分にとってシンカイであり、そこを運営するHuuuuという会社でした。そこから若者のパッションオンリー、みたいな思いをSNSのダイレクトメッセージで柿次郎さんに伝えたところ、あっさり会ってれることに。(今考えるとあんなに忙しい人がよく僕の意味もわからないメッセージに返信をくれたな、と心底思いますが。。)そこで、僕がやりたいこと、思っていることをとりあえず、なんの目的もなくわーっと話したところ、会って15分ほどで「長崎くん。やってこ。」みたいな発言と共にシンカイに関わることが決まりました。

これが一通りの流れです。



僕がシンカイという場所を通じてみたい景色

そして、ここからは僕がこの場所でやりたいこと、この場所を通してみたい景色。一番読んでいる方々には伝わってほしい部分です。

僕がシンカイに関わる上で大事にしたい思いは、非効率な時間の中にある重要性、みたいなところ。これを少しでも体現していきたいです。ほんとに僕のニュアンスなんですが、すごく大事にしたい部分なので少しだけ話をさせてください。


時間をかけて移動して、人に会って、ダラダラ話をする、誰かと一緒にご飯を食べる。僕はそんな時間の楽しさや重要性を、コロナウイルスによってめちゃくちゃ感じました。zoomを繋げば、一瞬で世界中の人と会議ができて、インスタライブで著名な人のトークショーが聞ける。映画は映画館に行かなくてもNetflixで見れるし、ご飯はUberで家に届けられる。わざわざ人に会いにいくのは効率が悪いし、自分の家でリラックスして、映画やご飯を楽しんだ方が遥かに効率的かもしれません。

それに加えて、長野というフィールドで活動していく中で、”効率”という面に限って言えば、東京を中心とした大都市には敵わない気もしています。大都市には、ありとあらゆるモノ、人、情報が集まっているし、長野とは圧倒的に違うスピード感があります。同世代で東京を中心に活躍している仲間たちを見ているとそのスピード感と実現力に劣等感を抱くことがあるのも事実です。


ただ僕はその中で、効率以外の、もっと言葉で説明できないような、けれど自分の中で絶対に譲れない思い、みたいな部分をシンカイを通じて深く掘っていきたいんです。今、自分がお世話になってる素敵な先輩たちとの繋がりのほとんどは、人によっては非効率とも思える時間の中でできたものです。何が得られるか分からないけれど、直感的に参加したイベントでの人との出会いが、今の自分をつくっていたり、予告映像もみないで鑑賞した映画が個人的生涯ベスト5に入るほど素晴らしい映画だったりするんです。僕は、映画が好きだけれどそれ以上に映画館が好きだし、あの場所の匂いや光、手触り、全て好きです。先輩の家に行ってダラダラ話をして、気づいたら寝ちゃってて、けど次の日の朝に珈琲を片手にする会話がすごく好きだったりするんです。


だから僕は、今の時代にあえてリアルな場所をつくることにこだわりがあります。人が来れる”場”。人が話せる”場”。人がやりたいことを実行できる”場”。これはオンライン上の”場”とは根本的に違うと確信しています。


柿次郎さんは最近よく「現場宝石タラバガニ」なんていう言葉を使っています。その意味を直接聞いたことはないですし、僕の個人的な見解でしかないですが、きっと柿次郎さんもそんなことを思っているのかな、と。わざわざ何時間もかけて現地に足を運び、その土地の人に会って、その土地で寝て、その土地のものを食べる。ここまで非効率なほどに移動を繰り返す編集者を僕はあまり知らないですが、僕は勝手にそこに魅力や憧れを感じていたのかもしれません。



最後に

定期的にシンカイの2階でご飯会なんかもやってます

拙い文章力でつらつらと話してきましたが、大事なところが言葉になっていなくてすいません。でもだからこそ、シンカイをやっていく中で、自分の思いを言葉にしなきゃな、と思ってます。自分の思いを言葉にするために、色んな人の言葉を聞きたいな、と思ってます。色んな人の言葉を聞くためには、人と人がゆっくり話せるような場所が必要だし、色んな人が集まれる機会が必要です。僕はそんな場所に少しでも近づける努力をする必要があります。


やりたいことは他にも山ほどあります。色んな人と出会いたいし、その中で色んなことをつくりたい。今までワクワクさせられてきた先輩をワクワクさせたいし、何ならちょっと焦らせたい。5年後、10年後に街を動かしているような同世代の仲間たちが、この場所を通して少しだけ繋がっていてほしいし、そうやって僕が大好きな長野の街をもっと好きになりたい。東京からも一目置かれるような街にしたいし、そこに住んでいる自分のことを誇りに思いたい。



20歳の若造がどこまでできるかわかりません。だから色んな人に助けを求めるかもしれません。困った時には助けてほしいです。その借りは確実に、僕の中で健全な負債感となっていつかお返しします。そうやってどんどんいい感じに物事が進んでいくと嬉しいな、と思います。


シンカイに関わることになりました、長崎航平です。

カバー写真とこの写真はタケバさんに撮っていただきました


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