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和と洋をジャズがつなぐ

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 場所は名古屋能楽堂。11月13日(土)18時から休憩を挟んで約2時間、メイン は後半の和洋フュージョンのジャズ・コンサート(1時間半近く)、前半は西川千雅さんによるメンバー紹介と今回の「つなぐ」の説明。

 名古屋能楽堂は、リノリウムを敷いて(やっとかめ大使らも)、バンドメンバー の方々やスタッフがPAや楽器を準備、リハ。

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 メンバーは、ケイコ・リー(ヴォーカル、半田市出身)、岡部洋一(パーカッショ ン)、吉田サトシ(ギター)、稲葉明徳(笙、笛)、たなかつとむ(津軽三味線)、 西川千雅(司会解説、コンサートでは和洋のジャズに合わせての見惚れるほど素晴らしい踊り)。

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 曲目は、ア・ソング・フォー・ユー(カーペンターズ)、カム・トゥゲザー(ビー トルズ)、リバーサイドホテル(井上陽水)、ウイ・ウイル・ロック・ユー(クイー ン) 、サマータイム(ガーシュイン)、キャラヴァン(デューク・エリントン) ワインレッドの心(安全地帯) 、途中他2曲ほど。最後にアンコールで、迷信(ス ティービー・ワンダー)。

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 コードがあまり変わらずに曲の良さが出る曲をメンバー皆で選んだという約10 曲ほどの和洋フュージョンのジャズ。ギターとパーカッションが目立つ最初の曲の 途中で、ケイコさん、開けっぱなしの揚げ幕から会場に入り、橋掛かりを歌いながら歩き、舞台に登場。2曲目のカム・トゥゲザーあたりから本格的なインプロ(即興)、三味線と笙で曲が始まり、シンバルで一気に動き出し歌が入る。パーカッションは基本、カホン。そして三味線がギターみたいでかっこいい。

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そこに笙が入る辺りが絶妙、途中でミュート付きのトランペットみたいな音がしたような…楽し い。曲が終わり、メンバー紹介、陽水の曲は三味線の導入が聴きどころ、そしてギターや笛のソロが印象的。クィーンの後には、インスト曲、確か津軽三味線の曲、 でもアレンジ強くて、インプロ楽しくて曲名失念。
個人的には、ワインレッドの心 で(笛でなく持ち替えの)笙がアンニュイでジャジーな雰囲気を出していて面白 かった。そこに三味線、加わったのが絶妙。そしてケイコさんが聴衆と一緒の拍手の曲、インプロかなり多くて曲名、これも失念。

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 ほぼ満席の能楽堂、開演1時間前の開場前に既に長蛇の列、聴衆の熱意も強く感じられた楽しいコンサート。
個人的には綾戸智恵さん他、ボーカル中心のジャズコンサートを主催してきたことがあるから僕はジャズが好きな人なんだろうけど、今まで、こんなクリエイティブな聴き方ができるコンサートは滅多になく、セッションして新譜で出ると嬉しいな、って僕だけでなく皆、思っていると思います。

とにかく、よかった!

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レポート:久保田将之、カメラ:やっとかめ文化祭 撮影チーム

■レポートしたプログラム

■まちなか寺子屋

■やっとかめ文化祭


 

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