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ストリート歌舞伎・筝曲・辻狂言

11/06(日) 、3年ぶりの芸どころまちなか披露、リアル開催。
イオンモール熱田のステージは、1時間前から多くの人が集まり盛り上がりました。

ストリート歌舞伎、西川千雅(日本舞踊西川流四世家元)さんの脚本、やっとかめ文化祭でしか見られない演出は、毎年人気です。今年は、「なごやのむかしばなし」。ときわづ綱連の皆さん、コスプレイヤーのりこっぷの皆さん、日本舞踊工藤流四世家元の工藤倉鍵さんが舞台を飛び回ります。

「聴く歌舞伎」とも言われる常磐津の皆さんは普段と違い舞台に登場、工藤家元が毛を振り回し、コスプレイヤーと対戦⁉ ここでしか見られない貴重な舞台でした。
舞台後には、「毛が抜けそうになりました」。とコメントされた工藤さまのお言葉に、全力で演じてくださったことが伝わりました。西川家元からは、3年ぶりの開催に多くの方に集まっていただいた喜びとお礼のお言葉があり、出演された皆さんの笑顔が印象的でした。

筝曲では、「春の海」で有名な宮城道雄さんが作曲した珠玉の3曲「さらし風手事」「今日のよろこび」「瀬音」。箏曲の魅力を、生田流箏曲宮城派のお二人 谷澤千早さん、大久保智子さんから知ることができました。
宮城道雄さんが考案した低音楽器「十七絃」は、チェロの音域で低音、「十三絃」は、バイオリンの音域で高音、二つの異なる箏の2重奏は、お二人の息がぴったり。
「普段、箏を聴いていただくことはあまりないので、このような機会は、ありがたいです。」魅力が伝わり、参加者の方から次回公演のチラシを求められました。

狂言では、10年間まちなかのいろいろな場所で披露していただいている、狂言共同社の佐藤友彦さん、井上松次郎さん、今枝郁雄さん。普段とは違う、小さな舞台で狂言の魅力を伝えていただきます。
今回の曲は、「佐渡狐」。佐渡にきつねはいるか? という内容。
井上松次郎さんの解説で、この曲が、ジブリの『平成狸合戦ぽんぽこ』にも登場する、団三郎狸(だんざぶろうだぬき)の伝説が下地にあるることを教えていただき、親しみがわきました。

「普段の舞台とは違って、皆さんのお近くで 熱、圧を受けて楽しく演技することができました。」「3年ぶりのリアルでの開催、日常生活が戻ってきました。お客さんの近くで 直接皆さんの反応を見ることができて嬉しいです。全国各地の舞台で狂言をしています。愛知県では、名古屋能楽堂 豊田市能楽堂などで行っていますので、観に来てください!」能楽堂の舞台とは違い、演者さんとの距離が近く、撮影もできる気楽に楽しめる機会を楽しむことができました。

3年ぶりのイオンモール熱田での芸どころまちなか披露。お子さんからご年配まで幅広い年代の皆さんが買い物ついでに伝統芸能を楽しみ、演者の皆さんも笑顔で会場の一体感が生まれました。伝統芸能が、身近で楽しめるのは、本当にいいですね!

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レポート:わか  写真:てつ

■レポートしたプログラム


■芸どころまちなか披露


■やっとかめ文化祭


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