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蒸し菓子トークと和菓子づくり体験(午後の部)

10/29,まちなか寺子屋「蒸し菓子トークと和菓子づくり体験(午後の部)」は、料理人育成施設の「プロ厨房オイシス」キッチンスタジアムにて、有名和菓子店の若旦那衆で結成された「名古屋和菓子組合青年部」の皆さんの指導でスタートをきりました。

間近で見る職人技にお客様方も興味津々です。親子で参加される方も多く、熱心に和菓子をつくる子供たちに職人さん達も目を細めながらアドバイスしていました。


職人さん同士の仲の良い掛け合いも楽しく、笑顔の絶えない時間になりました。

実技の後は髙島屋甘味バイヤーの畑主税さんのお話で和菓子の奥深い背景に触れます。歴史の表舞台であり、東西の交通の要所であった名古屋の和菓子は、全国の文化が混じり合い独自の発展を遂げた、レベルの高いものだと語る畑さん。甘さも地域性が現れ、北と南は寒暖で体に栄養素として糖が求められるため甘みの強い和菓子が多く、中間にある名古屋の和菓子は意外にも甘さ控え目なのだそうです。また、蒸し菓子という文化は西洋に無いそうで、バリエーション豊かで手の込んだ名古屋の蒸し菓子について詳しく紹介していただけました。

季節や技を大切にする和菓子は、新しい価値観や食べやすい形などを取り入れ、歴史の流れと共に職人さん達の手で進化を続けています。そして、お客様や子供たち、若旦那衆の楽しそうな姿を見て「和菓子は人を和ませ、繋ぎ、笑顔にする」と感じました。
やっとかめ文化祭でも「和菓子めぐり」スタンプラリーを開催していますので、是非お気に入りのお菓子を見付けて手にとっていただけたらと思います。

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レポート:近藤加奈子  写真:オシム

■レポートしたプログラム

■まちなか寺子屋

■やっとかめ文化祭

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