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左肩と肩甲骨の痛みと痺れ/50代 工場勤務 資材管理

気になるところ

左首筋と肩甲骨の痛み、手の痺れ感もある。

座業で仕事柄姿勢が悪いといつも自覚している、故に肩や肩甲骨周辺にいつも違和感を抱えていた、最近は痛みに加え痺れが出てきたので気になり来院されました。


仮説と検証

1)今回の様に痺れを伴う場合神経症状を伴う問題が多く特徴がある、特定の角度や向きで痛みや痺れの問題増減がある、以下その傾向を探る為に評価確認を行いました。

2)頸椎右回旋(+)伸展(+)屈曲(-)手の痺れと肩甲骨内側上角辺りの痛みの増減がある。

3)矢状面(横から)前方頭位が見れた、上部胸椎屈曲からの頸椎アライメント崩壊し下部頸椎屈曲の過程からC5(第5頸椎)周辺の過伸展及び椎間狭窄、その裏付けは2の伸展ROM(可動域)にてのつまり感と手の痺れの増強にある。

4)全体的に矢状面からの自動ROM(前屈 伸展)に於いても、前屈は胸椎しか動かず伸展はL4-5-S1(第4腰椎ー第5腰椎ー仙椎間)の伸展しか見れない、滑らかなアーチを描いての動きが出来ない。

5)恒久的には4の対策を施すことが必要です、しかしながら現在はまず神経症状を軽減する事が急務で、深部炎症を抑える事を優先にするべきと思われます。




コンディショニング

1)アイシング20分→ご来院の際に先ず行うと問題が軽減される、その事を知りご自宅でも行うようにアドバイスしました。

2)頸部を屈曲して寝る(枕を使う)肩への違和感を減らす目的で行う、最終的には胸椎他アライメントと柔軟性を取り戻した段階で、枕が無くても違和感がない姿勢にする。

3)胸椎伸展を行いたいが胸椎伸展運動を行うと椎間狭窄を起こすのでヨガのポーズ(カウのポーズ)を行い、呼吸法を使って前方頭位の修正を行い、またホームエクササイズに指定し毎日行うようにアドバイスした。

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