【二次創作】個人的に最近思ったこと4つ【2023年12月31日】


①同人誌の売上を具体的数字で言うのはありか


本来ならば「正」であると感じた
しかし不特定多数に向け言わない方が吉

少し前の出来事になるが、本の売上をそのままXのタイムラインで報告したサークルがおり、炎上騒動になっているのを見かけた。

騒動の細部まで詳しく調べたわけではないが、概要だけを見るに「売上は寄付をするので、その額を報告します」といった内容であったと記憶している。

この発言に対し、私YAYAは個人的にとても好感を持てた。
潔い、裏表のない人なのだろう、と感じたからだ。

だが同時に
「これは多くの同人女から反感買うぞ」
「なんで不特定多数に言ってしまったんだ、火の粉が降るぞ」とも思った。

案の定X上では
「そもそも二次で利益出すのがダメなんじゃないの?」
「売上金額多くない?」
「同人活動してる人全員が儲かってるって思われる!売上金額なんて言わないでよ!」
この様な批判が相次いだ。

批判者の考えを推測してみた。

・思ったよりも売上があって驚いた、もしくは頭にきた。
(純粋な嫉妬もあれば、私の大好きな推しを使って金儲けしやがったという思考の人もいるかもしれない)

・同人活動は趣味(赤字)であるべき!というお気持ちからの批判。
(この考えについては、売上が確実に大きい大手サークル等への批判はなぜかない場合も多い)

・自分と近しい売上だったので、それを明確な数字として公開され「私にもアンチが付くかも」と心配になり頭にきた。
(自分は売上を隠して自衛してるのにこっちにまで何か被害が及ぶのではという不安、もしくは「あなたも儲けてるんでしょ」といった毒マロ等の実害があった等)

ざっくり分ければこの3つのうちのどれかではないだろうか。

私YAYAも、上記で「好感を持てた」とは書いたが、同時に「お前も数字出せよとかアンチからメッセージ来たら嫌だな、まあ来ても無視しよ」くらいは身構えていた。
結果、何も来なかったので取り越し苦労だったわけだが。

ならば、今回のように売上金額を堂々と言うのは悪なのか?

「悪」ではないと思う。むしろ「正」寄りだ。
けれども、世渡り下手であり、全体(同人女のドロドロしたお気持ち)を想像できていないと感じた。

「売上金額を具体的にこの様に使いました」という数字を含む報告は、本に携わった関係者にのみ連絡が一番良かったのではないだろうか。

そうすれば関係のない第三者から嫉妬されることも叩かれることなく、炎上も学級会も起きなかった。

発言をした人は、本当に純粋でまっすぐな人なのだと思う。

同人世界のドロドロや妬みや嫉妬や悪意を知らないからこそ、売上金額を全世界に向けおおっぴらに発信してしまったのだ。
アンチが付いたり嫉妬や批判されること等は想像もしなかったのであろう。

長年同人活動をし、いろんなことを経験した同人女たちはこの世界の闇の部分も知っている。
だからこそ皆過剰なまでに自衛をしている。

今回炎上してしまったサークルは、今回の件にはめげず「次からは気を付けてこれからも活動を頑張ろ!」と思って前を向いて欲しい。

なぜならば「空気を読まなかった」ことはミスではあるのが、決して「間違ったこと」はしていないのだから。



②苦手な人が隣のスペースになった、という事案について


イベント会場は会社だと思うこと
挨拶と社交辞令と笑顔は必須、心は必要ない

ごくたまに見聞きする、リアルイベントでの嫌なサークルとの対峙案件。

「隣りじゃないけど同じ島だしストレスになる」
「顔見るのも嫌だ、近くに寄られるのも嫌だ」
「過去トラブルあったから本当にあの人には嫌悪感あるんだよ」

等々、いろんな気持ちがあると思う。

これらの悩みには、私YAYAは逆に質問をしたい。

「会社や取引先でも、嫌な人相手に同じようにあからさまに避けようとするのか?」と。

多くの同人女は何かしら仕事をしつつ同人活動をしてる人が多いと思う。
バイトだろうが、派遣だろうが、正社員だろうが、パートであろうが。

仕事場でもそりの合わない人はきっといると思うのだ。
人単位でなく、部署やグループ単位でも嫌な団体があるかもしれない。

だが仕事ではスルーをしたり必要最低限のやり取りに留め、上手くやってる人がほとんどなのではないだろうか。

それを同人活動の場でも適応させるのだ。

見出し部分にも書いたが「挨拶と社交辞令と笑顔は必須、心は必要ない」である。
ここは会社、職場、取引先と思えば、おのずとこれらの悩みは解決する。

「いや…同人は大好きな趣味の場だから、仕事とは違くない?」

という意見が出るかもしれない。

大好きな趣味の場だから、自分のお気持ち最優先/お気持ち全開でいいのか?

違うと思う。
私YAYAは逆だと考えている。

大好きな趣味の場であるほど、居心地よく過ごしたい、と思うはずだ。
違うだろうか。

お気持ち最優先/お気持ち全開にして周囲を巻き込むトラブルに発展させ最終的に居心地最悪にするよりも、少しの我慢で環境の最適化を図る方が利口であると考える。

なんだよYAYA、随分偉そうに…と思われるかもしれないが、これは自分への戒めも含め書いている。

私YAYAにも本当に苦手なサークルが複数いる。複数だ。

けれどもある時から「会社と同じように対応しよ」と心のスイッチが入ってから、驚くほど居心地が良くなった。

苦手なサークルは相変わらず苦手なままだが、各段にストレスが減ったのだ。
「あーはいはい業務対応と同じね」という気持ちのフィルターがかかるからだと推測する。

同人活動に置いての対人トラブルも、会社でのミス対応と考えると綺麗に解決することも多い。

これらの悩みを抱いている人には、是非ともこの「ここは会社だししょうがないか、はいはいやりますよー」というメンタル切り替えを一度試してほしい。

もちろん中には「私人間関係トラブルで最長でも2か月で会社を全部辞めてるの…転職回数10回で今無職なの…」といった極端な人もいるかもしれないが、そういう人であっても社会復帰への練習と思ってこれは試してほしい。

お勧めのメンタル切り替え方法である。


③コミケ参加された方お疲れ様でした


局地的に炎上騒動もあったらしい
問題解決してるのなら叩き続けるのは違う

少し前の記事でも複数回話題として取り上げた旬ジャンル「ゲ謎」。
今回のコミケで有名な大手サークルも含め、突発本を出すサークルがたくさんあった様子だ。
また公式関係者からの同人誌も出た様で、かなりの列になっているとの情報も目にした。

正直、「ゲ謎」の旬がいつまで続くのかは未知数であるが、少なくても2024年の春まではこの勢いは止まらずに行くと思われる。
その後も人気が続くのかどうかは、公式側の動き次第であろうと考えている。

また、あるサークルがゲ謎の某二次グッズを頒布しようとして炎上しているのを見かけた。
その問題のグッズは頒布は取りやめ、サークル側も謝罪をした状態である。

某二次グッズが、仮にX上で炎上せずに、そのままイベント開場で頒布されたら?とも考えたが、コミケはスタッフ検閲があるので本当に問題のある頒布物であれば一般が入場する前のタイミングで頒布中止となったであろうと考える。
炎上したことにより、当日ではなく前日の段階で頒布中止の告知となったまでだ。

私YAYAは今回の炎上で、けんすう氏のこのnote記事を思い出した。

「誹謗中傷かどうかよりも、批判の量のほうが問題じゃないかなという話」けんすう
https://kensuu.com/n/n04e9750d026d

間違った行動をする人に対して「それ間違ってるよ」と言うことは大切である。

しかし、それが膨大な量来たとしたら…。

「受け手に1万の批判が来てしまうと、それで壊れてしまう」
「量によって暴力となってしまっている」
「批判している人たちは、何も悪くない。だから怖い。1の批判では単なる批判でも、100の批判になると気づかないうちに暴力になってしまうということが起こる」

note内でのこれらの言葉、その通りだと感じた。

批判する側は間違っていない。
だから難しいのだ。

個々の人間が言う批判数のコントロールは、もう誰にも操作ができない。

今回の炎上で、該当サークルへの批判内容は的を得ているものからそうでないものまで、無数にあった。
とにかく数が多かった。
私YAYAのXアカウントおすすめトレンドに出続けた程である。

「やろうとしてたことは間違いなのかもしれないが、この数の批判がいっきに来るのはかなりキツイだろうな…」率直にそう思った。

けれども、上記でも書いた様に個々の批判ポストを止めることは誰にもできない。止められないのだ。
まさに学級会。
正義の棒でクラスの皆が一緒になって少数の人間をターゲットにし批判と断罪を行うのだ。
これはもうオタク世界ではこれからもきっとあることで、どうしようもないのかもしれない。

ネット学級会が及ぼす害は現在の成人オタクだけではないと考える。

これから同人誌を出そうと思ってる学生や未成年に「やべー世界だな」と思われ、結果、同人世界の人口が減ってしまうことだ。

ライトファン層が減る業界は、衰退するの法則である。
平たく言ってしまえば同人誌の売れる数が減る。

私YAYAは、ネット学級会の一番の害はこの「ライトファン層が引いてしまう」ことだと思っている。

少なくとも、問題が解決したのであればその話題を引っ張らないことを皆で心掛けたい。

学級会後に数日たってもえんえんと愚痴を言い続ける人はやべー奴だと考えているし、この判断ほぼ間違いないと経験上思っている。
これは今回の件に限らずだ。

炎上は、起こってしまう時は起こってしまうだろう。
人は間違うこともある。

だが、問題解決したのならばその話題をえんえん引っ張り続けることは陰湿であり諸悪である。
他人の失敗を話題にし続ける人は無敵の人である可能性も高く、言い続ける人間の方を警戒すべきと考えている。

個人個人が気を付けることによって同人誌世界の人口減少に歯止めをかけることはできると思うので、今回のコミケ炎上を機に改めて気を付けていきたいと感じた。


④おすすめのyoutubeチャンネル2つを紹介


1つ目は御存じの方も多いかもしれません。
私達と同じ同人女が運営しているチャンネルです。

・キダチのチャンネル
https://www.youtube.com/@kidachi_r

定期的に更新をされているおしゃべりメインのチャンネルです。

数年前からこちらのyoutubeチャンネルの存在は知っていたのですが、「同人で副業しよう」が趣旨の当noteで紹介してもいいものだろうか…という考えから紹介をせずにいました。

お悩み相談から雑談まで、定期的に更新されてます。

「キダチさんもベラさんもまじで優しいな」
「私YAYAにはこんな優しい回答はできん」

最近強く思ったため、満を持して紹介させていただきます。

私YAYAは、どちらかと言うと問題解決を第一優先してしまうタイプだと自覚をしています。そして弱ってる状態の人の心に寄り添うのが苦手です。

けれども、このチャンネルは問題解決に向かいながらもリスナーの気持ちに寄り添って答えていくスタイルが素晴らしいと思いました。見習いたいです。

声も落ち着いてらっしゃり聞きやすく、原稿作業中のお供に聞くと元気を頂けます。


・akAgi / Illustrator
https://www.youtube.com/@akAgi_Illustrator
(2度目の紹介)

過去のnote記事でも1度紹介させてきただきました、イラストレーターakAgiさんのチャンネルです。

今回は非常にためになる動画を最近上げられていたので、ピンポイントで紹介したいと思います。

「【Live】絵師はSNSで「自我」を出したらダメなのか?/ 男性キャラクターイラストとバ美肉おじさん」
https://www.youtube.com/watch?v=o3FsBkMNoP0&list=TLGG_09SCSTGY5szMDEyMjAyMw

Xを運用するにあたって、自分自身のことをどこまで言っていいのか?という問題に関して深堀りをされています。

私YAYAも非常に共感できる内容になっていた為、X運用で悩まれてる人は是非一度視聴してみることをお勧めします。

また、仕事として絵を描いている方ならではの収益獲得方法や市場考察についても話をされています。

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この短評記事が2023年最後の更新になります。

「副業で同人活動する手法は既に過去記事で出し切った」感がありますが、来年もマイペースで不定期更新を続けていけたらと考えています。
(現在ひとつお題提供を頂いておりますので、その件についても更新をしたいと思っています。)

2023年、本当にお疲れ様でした。
来年も皆さま良き同人活動を。健康であれ。

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