雑記 835 被災地の避難所にて

画像1 元旦の地震は「能登半島地震」と名がついたようだ。地震に遭われて、大変な生活や思いをしておられる方々、また、家をなくしたり、ご家族が亡くなられたりという最悪の不幸に遭われた方に、お見舞いの言葉をおかけしたいと思います。
画像2 我が家の息子もたまたま奥さんの実家のある能登町にいて、地震にあった。海岸線を走っているところで、地震が来て、道路は壊れ橋は落ち行き場を失った。大津波警報が出て、一刻も早く海岸線から離れるよう、と繰り返し放送があったが、進めない。様子を尋ねる私に、やばい!と返事が来たきり、連絡が途絶え、本当にこちらも気が気ではなかった。戻った家は、家具が散乱、柱が曲がり、土壁が落ち、ガラスが割れ、4とか5とか言う大きな地震はその後も容赦なく襲い、避難所に身を預けることになった。
画像3 断水でトイレが普通に使えない。顔が洗えない。布団は家から持てるだけ持って出たけれど、寝る場所の確保もままならぬ。心がどんどん萎んでいくそんな今日、早くから漁業協同組合の方達が炊き出しに来て、蟹汁と鰤汁を振舞ってくださった、と言う。東京の我々には手の出ない高価な蟹。おもてなしの府県だとは聞いていたが、さすが、と思う。朝市の通りもすっかり焼けてしまったけれど、そこに行った人が一番印象に残るのは、土地の方のおもてなしの心、と言う。どんなことがあっても被災地は必ず立派に復興するわね。

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