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活動休止に向けて~嵐の4つのアクション〜嵐⑰

こんばんは、チーママやよいです!昨日は、華子先生のもとで「悪質セラピーレッスン」を受けてまいりました。名前をたった3回書くだけ。気を付けなくてはいけないところがはっきりとわかり、大変勉強になりました。基本はやっぱり大切ですね!

東京の書道教室 書道のはな*みち 主宰 スパルタ書道家 高宮華子先生の双子の姉、はな子ママのラジオ番組「はな子ママのお部屋」を聞いて、学んだこと、気づいたこと、感じたことなどを愛弟子兼チーママやよいの独自の視点も加えて書き連ねていきます。はな子ママのお部屋のnote支店としてもご活用ください。

はな子ママ、華子先生のことをもっとお知りになりたい方はこちらにアクセスしてみてくださいね。


嵐に学ぶマーケティングの中で、悪いニュースの届け方をお届けしています。

活動休止の発表に関する嵐のアクションについて今日はお話していきたいと思います。

1つ目

1月27日(日)夕方5時

5人揃って、有料のファンクラブサイトでファン向けに発表。

一番大切な人、つまりファンに一番最初に伝えたんですね。

直接メンバー自身の言葉で説明。

ここでも伝える順番の計画が非常に大事なことがわかります。

嵐の誠実さと真摯さを印象付けました。

この休止の発表を聞いたファンは、動画の中で聞いた言葉を引用してツィッターなどのSNSで一斉に発信を始めました。

2つ目、

1月27日 夜8時のこと

ファンクラブ動画発信から3時間後、

メディアへの発表

ブランドを維持するためにメディアをも味方にした嵐

この日曜日に発表したことが重要です。

翌日月曜日のニュースやワイドショーの編集のギリギリ間に合う時間に発表。

記者会見の会場で嵐5人は一方的に伝えて終わるのではなく、質疑応答ありで対応しました。

月曜日の芸能欄、芸能コーナーは嵐一色になりました。

一斉に流される情報の中に間違った解釈や情報が入ると、その印象を後から変えていくのはとても難しいことです。

メンバーの気持ちと違う情報を見たり、聞いたりしたファンは不安に思ってしまうことでしょう。

だから、そうならないように、記者会見の準備においても、自分たちの気持ちや想いや意図がファンにきちんと伝わるようにその伝達方法は綿密に練られたと言われています。

会見の会場も人数を絞って入場しなくてもいいように、広い場所を用意しました。

夜8時からスタートした会見は、その後の報道の影響を考えるとベストな日時でした。

土日は夜にニュースはありますが、ワイドショーはなく、どこかの放送局が出し抜いて報道するということもありません。月曜からスタートするワイドショーに合わせたのではないでしょうか。

記者会見の映像を使った報道は、月曜日の朝から各メディアが一斉に報道できるようになっており、最高のタイミングでした。

編集にかかる時間なども配慮されていたのではないでしょうか。

これ以外にも様々な気遣いがありました。

20年以上マスコミの方と仕事を共にしてきた嵐らしい気遣いでした。

一貫して自分たちの言葉で真摯に伝えられていきました。

悪いニュースの発表だったにも関わらず、会場の雰囲気は温かく、事務所の上から言われたことではなく、5人で決めたこと、そして活動休止までの約2年間、ファンのために精一杯よい仕事をしていく意思を伝えることができました。

会見時の衣装もスーツやアイドル衣装ではなく、柔らかい印象になるメンバーそれぞれの色や素材を使い、自然な雰囲気になるようなものを身に着けていました。

涙ぐむことはありましたが、笑い合ったり、いつもの嵐のわちゃわちゃ感が感じられる、そんな記者会見となりました。

3つ目、

1月28日、月曜日の夜

櫻井翔くん出演の NEWS ZERO で

生インタビュー

メンバーの一人が説明に詳細を加えました。

ファンが活動休止の発表を聞いたあと、咀嚼して理解する時間が必要です。

約1日、心を落ち着かせる時間をおいてから、翔くんが前日に伝えきれなかったことを付け加えながら、もう一度説明しました。

5人のメンバーによる発表から、1人からのもの、と、語り手に変化をつけました。

翔くんの言葉はファンの心の隅々まで届いたことでしょう。

ファンにとってはつらい内容ではあることに変わりはありませんが、段階的に嵐の想いや、考えを聞いて、理解して、少しずつ少しずつ、気持ちを落ち着かせていきました。

これはツィッターの投稿からも感じられることでした。

最後に4つ目

休止発表から5日後、2月1日金曜日の夜

歌でファンにメッセージを伝える

この日の夜はミュージックステーション3時間スペシャルの生放送があり、そのトリを嵐が飾りました。

5人+ファンで2曲を歌いました。

1曲目は、2018年のアルバム曲「君のうた」

2曲目は「感謝カンゲキ雨嵐」

これは2001年に発表されたシングル曲でライブでファンと盛り上がる1曲でした。

この2曲は特にファンへの気持ちを伝える曲だったのではないでしょうか。

スタジオに集ったファンは、番組協力のために選ばれていたファンです。この日のファンの盛り上がり方はハンパじゃないと、ツイートされました。泣きながら応援していたファンもたくさんいました。

ファンへのありがとうがつまった歌を一生懸命歌う嵐と、悲しい思いを抑えながら全力で応援するファンの姿。熱量もいつもの番組で感じられるようなレベルではありませんでした。

このスタジオで応援しているファンを、テレビを通して観ていたファンは、最後に自分たちの代表として嵐に声援を送ってくれているとさえ感じました。

このように、さらに感動の波が起きていきました。

ファンとメンバーが共に作り上げる姿が生放送のMステの中で視覚化された形になりました。

この放送が休止に向けた発表の中で一番影響力があったのではないでしょうか。

推測ではありますが、このMステで発表を終える形にしたのではないかと考えられます。

このように、感謝の言葉であふれた2曲の歌詞をファンは、嵐から自分たちへメッセージだと理解しました。

ファンに向けて、ありったけの感謝の気持ちを伝えて、明日を一緒に描こうと歌いかけました。

会見で言葉にしていた嵐の想いを、今度は歌にのせて、ファンの心の中にダイレクトに伝えたのですね。

このように4つのアクションで、伝え方に変化をつけていきました。これがとても重要。

タイミング、誰が伝えるか、伝えるメディア、伝え方の種類

伝える方法は言葉だけとは限りません。五感にうったえるように写真、動画、歌、音楽も使って、伝えていく。

変化をつけたこの伝達方法がファンの心の中では情報を深めることになり、より心が動かされていきます。

伝える方法のバリエーションを持つということで、いろいろなアングルから想いを届けることができるのです。

言葉では理解できなかった、腑に落ちなかった、認めたくない嵐の活動休止の情報、この気持ちをどういった形で落ち着かせるか・・・

歌ならわかる、報道会見なら信じられる、櫻井翔くんの言葉だったらもう仕方ないと思う・・・それはファンによってもいろいろな思いがあったことでしょう。

アングルを変える、手法を変える、さらに、複数回届けることで情報を何回も何回も折り重ねていきました。その気持ちの積み重ねには、ファンも理解したくはないと思いながらも、心がしっかりついていきました。

嵐に対して、イヤだとか嫌いだとか、もうファンを辞めたいとか、そういうネガティブな気持ちではなく、もっと応援していこうとより一層ファンの嵐への愛が深まっていったのではないでしょうか。

理屈ではなく、感覚的に、やっぱり嵐は素敵だから、活動休止まで、そして、活動休止してもやっぱり嵐を応援しよう、こういう気持ちにファンの心は向っていきました。

今日は休止発表の4つのアクションについてお話いたしました。

最後に、気になるこの2曲の歌詞を載せておきますね。
1曲目は

君のうた

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2曲目は

感謝カンゲキ雨嵐

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今、書き終わって、この2曲を改めて聴いてみました。

この2曲をあの日、嵐がどんな想いで歌って、ファンがどんな気持ちで聴いていたのかを考えながら聴いていると、もう涙が止まりません。

たくさんある曲の中で選ばれたこの2曲。メッセージのかたまりでした。

皆さまもぜひ聴いてみてくださいね。

それでは、最後に恒例の
今日の草書コーナーです。

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正解はこちら!
行書で

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楷書で

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でした。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
おやすみなさい🌙💤

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