【いざというときの制度】~お仕事をやめたとき~

こんにちわ。東天紅やよい、だよ。

今回は僕の体験のうち、なるべく早めにお伝えしておきたい

ことがあって筆を執っているんだ。

誰かの参考になれば幸いだよ。


内容としては、

【仕事を退職したときに必要な手続きとためになる制度】

を徒然と書いていくことになるよ。よろしくね。


★経緯★

僕が社会人になってしばらくしたある日、

先に社会人になった先輩が体調を崩して退職することに

なったんだ。

周りにすぐ頼れる人がいなかったから、

僕が代理人として色々調べて手続きを代理したんだけど、

その中で割と有用な、

生活に直結するような内容がお伝え出来たらなって。

うん、そんな感じ。

それじゃ、次から具体的な内容を挙げていくよ。


★ 失業保険給付? 傷病手当申請?


退職したらやることが多いと思うけど、

まずは離職票を待つことになるんじゃないかな。

それが終わり次第、役所やハローワーク……、となるんだけど、

その前に、

【自分がどういう理由で退職したか】

で初手が変わってくるんだ。

というのが、普通失職した時にはハローワークに求職手続きを

するのだけど、失業保険の給付の要件に、

仕事ができる状態になったら即座にお仕事ができること

というのがあるんだ。

つまり、傷病で治療中の場合は受給することができない

よってその場合は健康保険の傷病手当金の申請を行う必要が

あるのだけど……。一つだけ注意として、

【国保対象者は傷病手当金を受給できない可能性がある】

みたいなんだ。

というのが、健保・共済・国保組合(大工さんたちかな)は

加入してる人に絶対支給しないといけないんだけど、

国保や高齢者保険に関しては任意給付という形なんだよね。

条例などで定められてなければ別に支給されないかも、って感じ。

だから国保の人で心配なら、一度福祉課に準ずるところに

尋ねてみたほうがいいかも。

社保系統なら、保険者の事務員さんに相談だね。


じゃあ、

「傷病の場合は雇用保険の受給は出来ないの?」

と思うかもしれないけど、

【受給期限内で、受給可能日数が残っていれば可能】

なんだ。そのために、傷病手当を受給中、もしくは

受給予定で退職した人は必ず、

【ハローワークに行って雇用保険受給の延長申請】

を行ってね。これを行っておくと、

いざ体調が良くなった時に続けて雇用保険を受給できるんだ。

詳しくはハローワークの方に相談すると、

細かいパターンを教えてくれるよ。割と親身。

概ね1ヶ月~2ヶ月までは延長申請の猶予はあるけど、

場合によって違ってくるから早めに相談だけしておくといいかも。


★ 国民年金加入と免除or延納申請

★ 国民健康保険加入


離職票が来たら、次は役所の手続きを先にしてしまおう。

ハローワークは状況にもよってくるし、初手で相談さえ

しておけば当座は案内通りにしておけばいいし。

ただ、年金と国保に関しては、

【無保険期間があると延滞金を含めた支払いの後でなければ

 仮に転職した時、転職先の保険に加入できない可能性が割とある】

から、とりあえず「制度には従ってるつもりだよ」って

アピールしておいた方がいいかも。

この辺りは概ね離職票と年金手帳、認印を持って、

役所に行けば後は担当の人が教えてくれると思う。

この時、離職票が届くのが遅くなったりしてたら、

とりあえず自治体の年金担当か国保担当の方に電話を1つ

入れておくだけでも心証が違うと思うよ。

後は担当の方に従って申請をしておくと良いかな。

国民健康保険に関しては税金になるから免除申請っていうのが

できない? 条件が厳しい? らしいんだけど、

国民年金に関しては、

【収入が途絶えたことを証明できる書類】

があれば、納付額の再計算や免除申請のための条件に

勘案されることがあるから、そこは素直に伝えてみるといいよ。

実は離職票を持って行くのはその辺りの説明が楽だから、

というのもあったりして。


◎公費負担医療や障碍者手帳の申請


これは該当する人だけかな。

公費負担医療っていうのはざっくり言うと、

【限度額適用認定】や【自立支援医療制度】など、

3割負担分を更に軽減する公的医療補助の手続きだね。

これはケースバイケースだし、

全員に適用できるわけじゃないんだけど、

もし該当しそう? って思ったら、

役所の福祉課に相談してみるのがいいかな。

精神疾患で退職した方とかは、

特に自立支援の制度は活用したほうがいいかも。

月に5000円? 1万円? くらいで医療費が賄えるからね。

しかも通常の負担は1割に減るし。便利。


障碍者手帳に関しては、治療を受けて先生から

専用の診断書を貰わないといけないから、

重篤な方以外は該当しないかもしれないけど。

こういう手続きも併せて出来る人はやったほうがいいかも、だね。


※注意※ 自営業・個人事業主になる人へ。


えーと、

例えばVTuberやフリーランスで大成したい!! 辞める!!

っていう人はちょっと待ってね。以下に注意して。


【雇用保険が受給できなくなる可能性が高いよ。】

【年金などの免除がしづらい場合があるよ。】


1つ目は、雇用保険の基本的なところとして、

就職活動に専念することが条件、らしいんだ。

つまり自営業=仕事してるじゃないか、って

判断されて受給要件を満たさなくなるケースが多々。

だから、なんだろう。えーと。

下地が整うまでは普通に受給してた方がいいのかな。


2つ目も仕事してるじゃん、に関わるところだけど、

免除が出来るのも、収入がなくなるからなんだよね。

自営業っていうことは、離職票を持って行っても、

その後に収入が発生するかもしれない。しかも、

担当の方はどれくらい収入があるか未知数になるから慎重に。


ざっくりとした共通のお話として、

【開業届を出したら上2つの要件は変わる】

はずだから、個人事業主としてやるぞー、っていう人は、

少し専門の方とお話したほうが良いかも。うん。


★ つまり初手の流れはどうがいいの?


状況にもよるけど、まずは、

【0:各担当に退職ときちんとしておきたい旨をアピっておく。】

【  該当するのは福祉課・年金課・ハローワーク認定係くらい?】

【1-1:雇用保険の受給、求職手続きを仮でいいからしに行く。】

【1-2:傷病による退職なら傷病手当金申請と雇用保険受給延長申請。】

【2:離職票がくるまで国保と年金の担当の人に2回くらい電話して打ち合わせ。】

【3:離職票が来たら役所に行って国保加入と公的医療申請、年金加入と免除or延納申請。】

がやりやすいのかな。どうだろう。

もし抜けだったりがあったら、ぜひ教えてほしいな。

重要なのは、

【支払いとかが難しくても、法に則って生活します。】

っていう方向性で、少しでも連絡を取っておくといいと思うよ。

傷病、とくに精神疾患の人はきついかもしれないけど……、

場合によっては上の内容をつまみ食いとかして、

なるべく不利にならないように生きていきたいね。


というところで、少し長くなったけど今回はこの辺で。

少しでも参考になれば嬉しいな。


                東天紅 やよい。

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