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カタールW杯欧州予選グループE 第4節 ~チェコvsベラルーシ ~

目次
1.はじめに
2.スタメン
3.前半
4.後半
5.気になった選手
6.試合結果
7.最後に

1.はじめに

皆さんこんにちは。ゆぅちゅんです。2022年カタールW杯欧州予選アーカイブ化計画という事で10人のメンバーに選んでいただき、グループE担当となりました。
ここから強い気持ちを持ちつつ、楽しみながらやっていこうと思いますので宜しくお願いします。
今回は第4節のチェコvsベラルーシの試合を振り返ってみようと思います。

2.スタメン

3.前半

 3’21 チェコ、アタッキングサード右サイド幅をとるツォウファルから斜めのボールをライン間ソウチェクに入れ、受けたソウチェクは深い位置へ運びクロスを上げるが、ベラルーシの枚数が多くはね返される。
 4’00 ミドルサード右サイドからヤンクトがサイドを変えたボールをBOX内でハロジェクが上手くコントロール出来ずにクリアされる。
  9’39 自陣センターサークル脇クラールから相手陣内入った辺りバラークが受け、ベグノフ、ラフマノフの間をハロジェクが狙いパスを送るが、ベグノフがカット。
 12’38 CB間に下りたクラールがカラスからボールを受ける。そこへこの時間左にポジションを変えていたエボングがプレス。クラールは1度カラスに下げ再び受ける。この時、ツォウファルの下りる動きでゾロトフを引き出し、出てきたWB背後をヤンクトが狙いそこへパスを送ろうとするが、パスがズレてタッチを割る。
 14’04 自陣センターサークル手前からクラールが左にサイドチェンジ。ハロジェクが内側をとり、ベラルーシ右WB、右CBの間に立つので、チェコ左サイド外側にはスペースがある。そのスペースでマテユが受け、アンティレフスキとの1v1。ハロジェクがWBをピン止めしている状態でBOX手前ハーフスペースに入ってきたソウチェクにパスを送るがハンドの判定でベラルーシボールとなってしまう。
 29’44 チェコ左サイドで上手く前進出来ずに右へ展開。右ハーフスペースでソウチェクからヤンクトへの縦パスにゾロトフが食いつく。ヤンクトは1度ソウチェクに戻し、ソウチェクから幅をとるツォウファルへ。ツォウファルは相手WBゾロトフが空けたスペース狙うヤンクトにボールを送るが、ヤンクトが受けた所でゾロトフがプレスバックでボールを奪う。
 30’57 マテユからクラールが相手陣内センターサークル脇で受け、右サイドツォウファルに大きく展開。ツォウファルはゾロトフと1v1からBOX内へグラウンダーのパスを送り、中央でドレジャルが相手CBを背負いながらワンタッチで落とし、ハロジェクがシュートを打つが枠を大きく外れる。
 34’ ハロジェクがBOX角でボールを奪われるがクラールの素早いネガトラでボール奪取。こぼれをハロジェクが拾い、ニアゾーン深い位置からマイナスのクロス。これをニアでバラークが合わせてチェコが先制。
 42’39 ハーフラインでボールを受けたツォウファルからタッチライン際縦パスでゾロトフの背後を狙うバラークへ。バラークは深い位置からボールをツォウファルに1度下げる。ツォウファルはこれをワンタッチでクロス。ファーにマテユが入ってくるが手前でベグノフがクリアー。

前半チェコがボールを握る時間が多く、WBの出てきた背後を狙う動き等でアタッキングサードのサイドまでボールを運ぶ事が出来ていた点は狙い通りではないかと思うが、単純なクロスがはね返さらてしまったり、ベラルーシの5-4のブロックの外からのシュート等で得点という点では苦しんでいるのかと思えたが、先制出来たという事で前半は良かったと言えるのではないだろうか。
対するベラルーシは、5-4-1での守備から相手の背後を狙うというプランはあり、クロスをはね返す等で0-0の時間を長くしたかったのではないかと思うが、自陣BOX近くで奪ったボールを直ぐに奪い返され、前半残り10分での失点は避けたいところではあったはずである。

4.後半

 47’19 チェコのビルドアップに対しベラルーシが高い位置から制限を掛けに行く。
 51’38 ベラルーシ奪ったボールをセンターサークル手前まで下りてきたリサコビィチがワンタッチで左へ展開。ツォウファル背後スペースでアンティレフスキが受け、BOX手前まで運び中央リサコビィチにパスを送り、コントロールからシュートを狙うが、カラスがシュートコースに入った為、シュートが打てない。
 52’57 ベラルーシ自陣でチェコのパスをカットし、センターサークル内リサコビィチにボール付け、リサコビィチからツォウファル背後をとるアンティレフスキへ。アンティレフスキはBOX手前で逆サイドハーフスペースのエボングにパスを送るが、長くなりBOX外側でクラールに後ろからつつかれてロストする。
 56’28 ハーフライン手前でツォウファルからソウチェクが後ろ向きで受けた所にコルズンがプレス。ソウチェクはカラスに下げる。タッチライン際で受けたカラスから対し、リサコビィチが内を切りながらプレスを掛けたので、カラスは前線へのロングボールを選択するが、タッチラインを割る。
 59’18 ベラルーシ自陣でのFK。左からハーフライン付近右サイドまで大きく展開。ゾロトフはサチフコに下げ、サチフコはアンティレフスキに縦パスを入れ、ツォウファルを背負っていたアンティレフスキはレイオフでゾロトフに落とし、ツォウファルの背後で再び受けようとするが、ゾロトフからのボールが長くなりタッチラインを割る。

後半から1点ビハインドのベラルーシは戦い方を変え、ラインを高くしセカンドボールを拾える様になり、前半より繋ぐ場面が多くなった印象であったが、カウンターでアタッキングサードまで運んでも最後のパスがズレたりなかなかシュートを打つことが出来なかった。
一方、リードを奪うチェコも前半同様にアタッキングサードの両サイドまでボールを前進する事は出来たが、ベラルーシの前からのプレス等の変化に前半ほど押し込んでクロスを上げるというシーンは見られなくなった。

5.気になった選手

チェコ代表19番フロジェク
 スパルタ·プラハに所属し、1分間の出場だが、16歳3ヶ月16日でのリーグデビューはクラブの最年少デビュー記録となった。
ドイツ、イングランド、オランダ等のクラブからも注目を集める。
この試合でも、19歳ながら味方にスペースを作る立ち位置であったり、WBとCBの間を狙う等オフ・ザ・ボールの動きも非常に素晴らしい選手という印象を受けたので、今回の予選だけでなく今後の移籍市場でも注目していきたい選手である。

6.試合結果

 2021.9.3
FIFAワールドカップ 欧州予選 グループE 第4節
 
チェコ 1-0 ベラルーシ

得点者】 
   チェコ: 34’ バラーク

7.さいごに

最後まで読んでいただきありがとうございます。
久しぶりのレビューであり、普段見ることのない国同士の試合という事もあり、上手く書けていない部分もあるかと思いますが、今後も欧州予選グループEの試合のレビューを担当していきますので、宜しくお願い致します。

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