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暖かさのある世界に

電車で見かけるイヤホンをつけている人たち。
良い悪いという話ではないけど、
なんか寂しいな。って感じる。
同じように感じる人は僕以外にいるんだろうか。




自分自身音楽は好きだし、イヤホンもつける。けど、イヤホンをつけている人を見ると、一人だけの世界に入った気持ちになる。



特に電車内では本当に思う。皆を観察してみると身の回りの人ほぼ全員がスマホと向き合っている。



想像してみてほしい。スマホが全員の手元から消えたらどうなるか色んな人と目があったりして気まずいかもしれない。でもなんで気まずいのか?
無意識にお互いに距離を感じているからだと僕は思う。

それが寂しい。
お互いに距離を縮めたなら気まずくもないし逆に会話が弾めば楽しいと思う。



まだ23年しか生きてないけど、僕が小学生の時iPodもiPhoneも販売したてで最新技術だった。

ゲームもYouTubeも一人で楽しむコンテンツは少なく、一人で楽しめるものなんてほぼなかった。

だからこそ人との繋がりが今よりもっとあったと思う。知らない子と公園でサッカーしたり、困った時は近所同士助け合って知らない人でも話し合ってた。


それが僕の思う人間らしさ、孤独じゃなくて平和だな。楽しいなって思ってた。




今は一人の世界を作りやすくなったために、知らない人と話したりすることなんてほぼ無くなった。

知らない人に声をかけようものなら変な人とまで思われる時代になってると思う。


本来、助け合ってここまで進化してきたのに、寂しい時代になったなと思う。



本当に不謹慎を承知で書くが、災害がくると今まで話さなかった隣人と会話が生まれたり助け合ったりする。僕はその助け合いが暖かいな。普段の生活でも続けばいいなと思う。




個人の時代に、人との繋がりという暖かさを生むにはどうすれば良いのか?




電車の車内にスピーカーをつけて音楽をかけたい。嫌でも皆の耳に入れたい。そんな共有できる空間があると「この歌いいよね」とかノリノリの人には「この歌好きなんですか?」とか会話のきっかけが生まれる。

今のはめちゃくちゃな例えだけど、個人でも楽しめる時代に共有できる空間があると、人は暖かさを取り戻せるんじゃないかと思う。


いつかこの仮説を実証してみたい。
人の暖かさを蘇らせるような仕事を。


end.

長文にお付き合いいただきありがとうございました。


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