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DJは毎日やるもんじゃない。

こんにちはYDJです。🤟
今回はDJ関連の話題を。

私ごとですが、
最近はクラブという室内ハコ現場に〝めっきり〟というか全くもって憧れ、関心、興味が消えてなくなってしまいました。
それもこれもコロナがそうさせた、あるいは気づかせてくれた、と言ってもいいのかもしれません。

大型クラブのオワコン化とDJバー,フェスの時代

アフターコロナなどと世間では言ったりしますが、おそらくですが、近い将来
(てか既に今現在なのかもしれません)
アラフォー世代の私がクラブ以前の文化として賑わっていた
〝ディスコ〟
に対して感じていた
なんか古めかしくてダサいイメージがすでに
〝クラブ〟
にある気がしてなりません。

現にコロナ禍で東京を中心にシーンを牽引してきた大箱といわれるクラブが軒並み閉店している現実も含めると、既に前時代的カルチャーになってしまっていると言わざるを得ない。と私は考えます。

この辺りのコロナパンデミック以降のクラブ衰退と日本のダンスカルチャーの行く末についてはまた別の記事で詳しく書いて行きたいと思っています。

またこれは私の個人的な見解なんですが、クラブに遊びに行かなくなってしまった理由のひとつにタバコの匂いというのがあります。
クラブはわりとどこも密室空間でタバコが吸える場所でした。
それが非喫煙者の私にとっては服にタバコの臭いがついて服が終わるしマイナス面でしかありません。
最近の若者は喫煙者が減っているので喫煙者を優遇する空間であることが足を引っ張った可能性もあり得ます。

そんな中、
今年2023年クラブが既にオワコン化して今やダンスミュージックのカルチャーは日頃ローカルなDJが賑わうDJバーか、
または大中様々とある野外フェスまたはEDMフェスに代表される大型フェスの時代の真っ只中だと言えるんじゃないかと私は考えます。


冒頭からハナシの道筋を大幅に曲げて行きましたが、今回の記事はDJ回すことを覚えた君が、じゃあこれから先DJバーや野外フェスなどで毎日DJブッキングがあって毎日毎日、日々の仕事の様に多忙にひっきりなしにDJを回せるとしたらどおなんだろう?

今回はDJ覚えたての時期には誰しも一度は憧れたかもしれない、毎日毎日DJできる環境があればハッピーでやっていけるのか?
そこらへんについて私の経験則から解説していきたいと思います!

毎日毎日DJすると楽しいのかどうか?


冒頭タイトルにありますとおり結論から申し上げてしまうと、DJは毎日やるもんじゃありません。
楽しめなくなってしまいます。


何故かというとDJを楽しみながら人前で
〝プレイ〟
するということは
DJブースに立ち音楽を流す
〝アウトプット〟
する行為よりも圧倒的に音楽を聴く
〝インプット〟
する行為がとても重要だからです。

レコードで回すDJなら当然のことだとは思いますが、(昔の)DJは回す前の行為として必ずレコードショップに行って新譜などの未だ世間に知られてない埋まっている何処ぞの誰かがつくった楽曲を掘り下げてサルベージする行為
〝Dig〟ディグ
するということをやっています。

デジタルがメインの今ではわざわざレコードショップへ足を運ぶことはなくなり、自宅でPCさえあれば未だあなたの知らない楽曲をディグすることが可能ですね。

但し便利になったからと言っても本質は変わりません!
ディグすることに時間を割かなければ、新しい曲とは出会うことは無いのです。


そして私の経験上の意見ですと
ディグって
『こいつはヤバい!』
という楽曲を掘り当てたとしても、今度はその楽曲に対して自分が完全に乗り切れるまで、脳に理解するまでに更にまた時間を割き、繰り返し繰り返し何度も聴き、楽曲を体得する時間が必要になるからです。

そう考えると、自分自身が他人に向けてDJといった立場で人前で音楽を発信・紹介していく行為をする際に本人が納得のいく一つのセットを構築することというのは、日頃からアンテナを貼って音楽を聴き込みインプットする時間が必要になるワケです。

ちなみに余談ですが…
私が日頃音楽の買付を行なっているプラットフォーム〝BandCamp〟では
ジャンルをひとつに絞り込み検索すると
だいたい週1のペースでチェックしていけば新譜(新曲)を現在進行形で追うことが可能です。
よかったら参考にしてみてください。

毎日DJはラジオDJの様にコンテンツ化すればできる。

じゃあ、逆転の発想で毎日DJはどうすればできるのだろう?

答えは簡単で、ラジオDJを見習ってひとつのコンテンツ化すればそれは可能です。
ラジオのDJってほぼ毎日決められた時間に決められた内容のコーナーだったり何かしらのコンテンツとして音楽ないしリスナーからのおたよりなんかを紹介していますよね。
それをすればいいのです。

毎日DJするコンテンツのひとつとして一番楽な参考例をあげるとトップ10チャートがあります。
コレを細分化された各ジャンルでMIXという手法を使ってランキングで流していけばいいのです。

例えばですがディープハウスのトップ10(ビートポートなどを参考に)を下からMIXする。
というのがあります。
例えば〝ハウス〟というジャンルだけでもサブジャンルをココに書くとハウス、プログレッシブハウス、ディープハウス、シカゴハウス、メロディックハウス、ミニマルハウス、ルーマニアンハウス、テックハウスetc
けっこう出てきます。
他ジャンルに手をだすとすると、音楽ジャンルなんかはサブジャンルを含めていくとかなりの数がありますので、そのトップ10をジャンルを横断してMIXして表現すればいいのです。
それだけでも1週間分のMIXはゆうにできるハズです。
そしてだいたいですが、2週間〜1ヶ月もすれば同じジャンルのランキングは入れ替わってますから曜日ごとにジャンルを決めてトップ10をMIXするだけでセットを変えて毎日毎日DJすることは可能です。


楽しいか楽しくないかはまた別のハナシです。
そういったDJ選曲の内容をコンテンツ化さえしてしまえば仕事をこなす様に毎日DJが可能になります。
まぁ絶対に本人は楽しくはないと思います。
決められたルーティンワークって感じですね。

私の意見ですとコンテンツ化されたDJをわざわざお金と時間をつかって聴きに行く気にはなりません。
他人を音楽の力を使って感動させることができるかどうかとはまた別の話しになってきます。

アートとコンテンツの差

そこにソウル魂が乗ってるかそうではないか。
なのではないかと考えます。
攻殻機動隊の少佐の言葉ですとゴーストghost
ということですね。
私的には人間の喜怒哀楽の感情のようなものに近いものだと思っています。

やっぱりカッコイイDJを聴いてあがってダンスするのは最高の喜びだと思いますし、
好きなDJアーティストには期待もしちゃうものです。
素晴らしいセットのラストには拍手喝采ですし、ワンモアコール、ワンモアタイムをついてきますね。
フロアの熱は簡単には冷めません。

書いていると久しぶりに大きいパーティーに行きたくなってきました。笑
今回は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました!

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