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ChatGPTとMidJourneyを使ってお手軽に画像生成する

ChatGPTとMidJourneyを使って、おそらく現時点で最もお手軽に画像生成するやり方を解説します。
MidJourneyなど画像生成AIに入れるpromptを、今までは一から考えていたり、既存の公開されているpromptから一部持ってきたリしていたと思います。
ま〜あれが大変なんですよね。特に一から考える時なんて、人間そんなパッと単語出てこないですよ。
でも一応「どんなの作りたい」ぐらいはあるわけです。「サイバーパンク風の忍者」とか「未来の魔術師」だとか、一言ぐらいのものはある。
それをChatGPTで膨らませてもろてMidJourneyに入れようというわけですな。

概要

  1. ChatGPTに作りたい画像の詳細を膨らましてもらう

  2. 適宜単語を足したり、ライティングやオプションのpromptを追加する

  3. MidJourneyに入れる

1. ChatGPTに作りたい画像の詳細を膨らましてもらう

まずはChatGPTにサインアップ。するとこのコンソールにたどり着く。

ChatGPT

矢印のところから、次のフォーマットでメッセージを送る。
<作りたい画像>を

<作りたい画像>の姿を具体的に説明して。

例えば、SFとかで出てくる外骨格(exoskelton suit)を着ている、日本刀を担いだ忍者の画像を作りたいとしたら下の感じ

exoskeleton suitを着ていて、日本刀を持った、スチームパンク風の忍者の姿を具体的に説明して

そうすると内容を膨らませてくれる。

MidJourneyに食わせるために、これを英語にするには、同じメッセージの最後の方に「英語で」とかつける。

exoskeleton suitを着ていて、日本刀を持った、スチームパンク風の忍者の姿を具体的に英語で説明して

するとこのように英語で出力してくれる。

An exoskeleton suit-wearing ninja wielding a Japanese sword in a steam punk style could have a sleek, futuristic look with a mix of traditional Japanese and Victorian-era design elements. The suit could be made of metallic materials with intricate gears and mechanical parts visible, and the Japanese sword could be modified with a steam punk aesthetic, such as adding brass or copper details. The ninja themselves could have a mask or hood covering their face, with a steam punk-inspired outfit underneath the exoskeleton suit, incorporating elements such as top hats, corsets, and goggles. Overall, the look would be a blend of old and new, combining the sleek technology of the exoskeleton suit with the historical and cultural elements of the Japanese sword and ninja tradition.

ChatGPT

2. Prompt調整

お次はここにライティングやオプションなど付け加えてPromptを調整する。この工程がなくてもMidJourneyだとイイ感じにしてくれるのでスキップしてもOK

ライティングや色調

例えばこの辺りを入れる

  • atmospheric lighting

  • volumetric lighting

  • reduce saturation

  • volumetric top lighting

  • soft shadow

アニメ風にする

  • anime art

  • animated

そのほか入れておくとイイ感じにハイクオリティになるpromptやオプション

  • 4k

  • 8k

  • trending artstation

  • --v 4 (MidJourney v.4を使うためのオプション)

もちろんこれ以外にも膨大な量のpromptがあるので「画像生成 prompt」「元素法典」あたりで調べてお好みのものを入れる。

3. MidJourneyで画像生成

あとはいつも通りMidJourneyに入れていく。
例えば今回「スチームパンク風の忍者」を作ったpromptがこちら

It is a humanoid robot with a skinny body, wearing a black ninja outfit and holding a Japanese sword. The exoskeleton suit is made of special materials and has a steampunk style design. The Japanese sword is also designed in a steampunk style and uses advanced technology. Overall, the steampunk style ninja is a unique robotic figure that combines ancient and modern elements and is a powerful weapon entrusted to protect mankind. anime art, atmospheric lighting,volumetric lighting,sdorica,reduce saturation, Twice,volumetric top lighting,soft shadow, 4k,8k,trending artstation, --v 4

このpromptで生成されたのがこんな感じ

スチームパンクNINJAズ

ど〜だろう?MidJourney自体のすごさ、発掘されているpromptのすごさもあるけど、本当にざっくりと「スチームパンク風の忍者説明して」から詳細を膨らましてくれるChatGPTのすごさ効いてるよなと。

もしかしたら、イラスト作るときのワークフローがこんな感じになるんじゃないかなと思ったりもする。

  1. ChatGPTに、めちゃくちゃざっくりしたイメージを詳細化してもらう

  2. 1のpromptを削ったり足したり、イイ感じになるおまじないを足したり

  3. MidJourneyで画像生成

  4. イラストソフトに取り込んで仕上げる

今回のようなスチームパンク忍者を一から描く手間ってすごいから、ある程度のところまでAIにやらせて、そこから素晴らしいクオリティに仕上げるのは人間がやる、みたいになるんかなーと。知らんけど。

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