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Elmar 5cm f/3.5 ♦️

 とあるアザラシ設計士()の方のTwitterを見ていると、この「エルマー50/3.5」というレンズを3本外に持ち出して撮り比べているようなツイートがあった。


は?

 意味がわからなかった。のだけれど、よ〜く考えてみようとして考え始めたら秒でとある想定に行き着いた。

 「かなり古い時代のレンズとお見受けする。とするとだ、国産製品の例でもあるように細かな設計・材料などの仕様変更があったのではないkェエエエエ!3本もあるのかいサザエェェエ!?」

と。

 その想定は当たっていたようで、レンズ構成?フォーカシング時のフロート稼働量?フォーカス群?硝材?何かがそれぞれ違うけれど全て「Elmar5cm F/3.5」というスペックのレンズだというのだ。

は?


 は?


ん〜、

 つまりそういうことなのだろう?

???

 (んマァ要はね「写りが違う。」 のだよ3本とも。)

 という具合に全くわからず何がわかってないのかもわからない状態のままネットサーフィン(死)する中で良い説明をしているサイトまで辿り着き読み漁ってみたところ、どうやらバージョン違いの数は3タイプどころではないらしく、もう読んでいてもよくわからなくなりそうだったので記事自体をかいつまんで読んでいた。

 ただ、先に書いた記事の中でで書いてあったことの一つに「35mm版サイズの感光面採用カメラにおける標準レンズが50mmの焦点距離のソレとされている理由は、このレンズが5cmという焦点距離で世に出てたから。」というニュアンスの情報がある。

 つまり論理的、科学的、人間ナントカ学的に基づく根拠・理由付けから "標準" レンズという呼称が生まれたのではなく、たまたま エルマー5cm F/3.5 というレンズが 焦点距離5cmだったから後の世の同焦点距離のレンズが標準レンズという くくり で呼ばれるようになったのだ、と。(二回言っただけの文章)


は?

 …へぇ〜?


 よくわからん。
つまりもクソもなく、そういうもの なんですね。何かしらの根拠があるものだと思っていたらただの曖昧な歴史の流れから生まれた用語だったようだ。

 ただ、理由はなんであれ「標準レンズの始祖」と呼べる製品であるという事がわかった。アザラシ設計局長さんも推しているレンズであるならばカメラ好きとしては避けては通れない道であろうと思い、ついに今年の夏に入手した。

私の生家があった筑波町地区の山車。
この写真の山車と奥の建物との描写関係の立体感が好き。
子供の頃はよく引いた。
実家の近所

 まだあまり外に持ち出せていないが時々「は?」 と疑うくらいステキな立体感と出逢う事がある。
 開放F値がやや暗いのでボケを得るのに脚を使わないとならないけれど立体感を感じる写真に出逢えた時のドヤリングは楽しい。

 自分が入手したタイプ (バージョン とでもいうか) は、初期の頃のレンズ構成で無限遠よりも近傍側が「設計士の意図した」描写になるよう組まれた物らしい。🦭さんから戴いたのだ、その際に説明を受けた。なので無限遠で撮ると少し写りに違和感を感じるかもしれない、とね。

 わかんねぇ。

(今の所は、ね。)

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Leica M10
開放。

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