2024年春アニメが始まりましたが、冬アニメも豊作でしたね。日本では非常に多くのアニメが製作されており、どれもそれぞれの魅力を放っています。

全てのアニメを見ている訳ではないのですが、2024年冬アニメで面白かった作品をピックアップします。
皆さんと同じアニメが好きだったら嬉しいです！

俺だけレベルアップな件

見る前は全く期待していなくて、よくある俺ツエーものかなと思っていたのですが、ダークな展開や優れたキャラデザインで予想以上に面白いアニメでした。

現代日本に近い世界観において、ゲートと呼ばれるダンジョンが出現し、ハンターと呼ばれる超人的な能力を持ったいわゆる冒険者たちが覇権を握っている世界の中で最弱だった主人公が、自分だけがレベルアップにより能力が向上するというメリットに気づき、密かに実力をつけ、成り上がる。そんな物語です。

1話から衝撃的な展開で、人がバンバン死ぬは四肢は欠損するわ、本当に追い詰められるんですよね。主人公は強くなって妹や母親を救うための力を身に着けていくのですが、その中で今まで持っていた繋がりを失い、力の代わりに、どんどん孤独になっていくようです。

個人が抜きんでて強くなると言うことは、助け合う必要が無くなること、人間性を失うことなんでしょうか。12話で最後を迎えた本作ですが、この後主人公に待ち受ける未来は非常に暗いものになりそうで切ないです。

1話ではあんなに可愛い少年だったのに、12話じゃ冷酷な暗殺者みたい。力やそれがもたらす全能感は、遅効性の毒のように人を死に至らしめるものですね。

勇気爆発バーンブレイバーン

今季外せないのはこのアニメ、勇気爆発バーンブレイバーンですよね。
Xとかでもあまりの超展開に話題になっていたのは記憶に新しいです。

バーンバーンババーンバババババ、ブレイバーン！　テーマソングが頭の中で無限リピート再生されます。

どういうアニメか説明しろと言われると、難しいのですが、なんでしょうね。ツッコミどころ満載の変態ロボットアニメと言いますか。ロボット（ブレイバーン）が暑苦しい感じで喋りだしたり、テーマソングを自分で歌いだしたり……。

「イサミィー！　私に乗ってくれ！　イサミィ―！！」

鬱陶しいテーマソングが鳴り響く中、コックピットに乗った主人公（イサミ）が、「さっきからなんなんだ、この歌は！？」と突っ込んだことで、BGMではなく現場で流れている音楽なんだと気づかされた時は笑ってしまいました（ブレイバーンが自分で歌ってる）。

とにかくロボットアニメのお約束を逆手に取ったシュールな展開が面白いんですよね。エンディングもなんだよあのエンディング。何やってんのこいつら。

PrimeVideoとかでも見れたと思うので、未見の方はぜひ一度見て欲しいです。

ダンジョン飯

よくあるファンタジー世界で、必要に迫られた冒険者たちが、ダンジョンの中に出現するモンスターをあらゆる方法で食材に変え、美味しく調理しながら、奥を目指していく物語です。

はい、すっごく面白い訳でもないと思うのですが、見ちゃうんですよね。

キャラクターたちのすっとぼけた掛け合いが面白かったり、モンスター料理がいやに美味しそうだったり……。作画もきれいで、ちょっとした人間ドラマもあったりして、チョコチョコ面白い要素が掛け合わさって面白くなっているという印象でしょうか。うーん。好きです。

休日のわるものさん

ヒーリングコメディと名の付く通り、なんとも気の抜けた緩いアニメです。
人類を撲滅しようとしている悪の幹部の休日に焦点をあてた物語なのですが、肝心の悪者さんが、悪そうな見た目に反して地球文化を楽しんじゃう、超癒し系のゆるメンタルお兄さんなんです。

彼は甘党でコンビニの新作アイスを楽しみにしていて、パンダをこよなく愛し、暇があればパンダグッズを集めたり動物園に通い詰めます。しかも、可愛いからとパンダのラテやパンダの肉まんを買おうとするのですが、パンダを食べる残酷さに恐れおののいて結局食べられなかったり……。とにかく可愛いお兄さんなんですよね。

ストーリーはあるような無いような感じなので、何か考えて見るというより、疲れた時にぼーっと見るのが良いでしょう。

青の祓魔師 島根啓明結社篇

安定して面白い、青の祓魔師。
恋、友情、努力、勝利という、少年漫画にふさわしい要素に加えて、島根啓明結社篇に関しては、ミステリーや濃い人間ドラマも描かれて、目が離せない内容でした。物語は、主人公の燐を離れ、神木出雲にフォーカスします。

それにしても今回は、笑っては見ていられない、重い内容でした。毒親問題に加えて、出雲の過酷すぎる人生、だからこそ際立つ彼女の強さや優しさが胸に迫り、何とも言えない厳粛な気分になります。

ラストもかえって、救いが無いというか……。いつか、幸せになれたら良いのですが。

青の祓魔師に関しては、個人的にメフィストフェレスとシュラさんの絡みに萌えるので期待しています。ちょっぴり美味しいシーンもあったかな。悪魔と剣呑な美女の組み合わせは幸せです。

最後に

さて、以上が2024年冬アニメのうち、個人的に気に入った5作品の紹介でした。

いかがでしたでしょうか？

好みはそれぞれあると思いますが、どれも面白い作品だと思います。
春アニメも楽しみですね。

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