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〈短歌〉2024年1月

あの人の腹にいた子はあの人の温度のままで光になれる

ぷかぷかと尻を並べて爆撃のことなど知らないような水鳥

雨雲とビルの縫い目を抜けた陽がドバトと私だけを照らした

君は今どこだ正月は能登なのかうちにはそろそろ寿司が来るのに

タンポポもシンニンギア・スペキオサもあなたは等しく名前を呼んだ

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