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yenta がつくりだす偶発的な出会い 〜yenta での出会いから二ヶ月で資本業務提携に〜

yenta での出会いから協業するまでになった、株式会社スーツ 代表取締役 小松 裕介さん、エニブル株式会社 代表取締役社長 松本 悠利さんです。お二人の出会いがどんなものだったのか、お聞きするなかで見えてきたのは、yenta で偶然に気軽に会えて何かが起きるのを楽しんでいることです。

出会いから経営支援へ

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イェンタさん:
お二人がマッチングしたのはいつですか?

小松さん:
調べたんですが、一年半前の 2018 年 8 月 2 日です。とても暑い日で、カフェで午後にお茶をしました。

松本さん:
そう、暑い日だったのを覚えています。

イェンタさん:
お会いしてからはどんなお話しをしたのですか?

松本さん:
最初は自己紹介しました、お互い何やっているかなどを。

小松さん:
松本さんが会社作ったばかりで、シェアリングエコノミーをやっている話や、C to Cが大変なんですって話をしましたね。事業のお話を聞いて、提携に向いてそうな知人がいたのでまずはご紹介しました。

松本さん:
ご紹介いただいた方には 8 月にお会いして、10 月には資本業務提携したので本当すぐでしたね。

イェンタさん:
結構早いですね。小松さんにつないでいただかなかったら提携するのは難しかったですか?

松本さん:
難しいと思います。相手を見つけられたとしても、話を聞いてもらって提携までもっていくのは厳しいと思います。

小松さん:
紹介した知人の会社は事業会社なので、人脈がないとなかなか提携は大変かもしれないですね。元々僕が上場会社で経営者をしていたときに社外役員をやってもらっていた方なので、関係性が深いのもありましたね。

イェンタさん:
年を明けてから経営支援として契約したとのことですが、そのきっかけはあったのですか。

松本さん:
自社のサービスが B to B なので、本来はガリガリ営業的に行かないと厳しいんです。そこで小松さんを思い出して、お声がけした感じです。

小松さん:
結論から行くとややフライング気味で、まだサービス開発中だったんですよね。サービスができあがったのが 5 月でした。

イェンタさん:
今はサービスも開始されていますが、具体的にどんな支援をされているんですか。

小松さん:
経営上の課題を洗い出して、ToDo リスト作って優先順位を立てていく感じですね。うちは結構どっぷりやるので、それこそプレスリリースもやりますし、ファイナンスなど多岐に渡る支援をしています。

イェンタさん:
本当になんでもやるっていう感じなんですね?

小松さん:
そうですね、うちは外部の経営企画室という立場で経営支援をしています。他社さんと違うのは毎月の費用は抑えて、成果報酬型にしているところです。そのため、必要であればなんでもやります。

yenta だからこその異業種との出会い

イェンタさん:
この出会い自体も yenta でないとなかなか起きないと感じますか?

小松さん:
yenta では支援できる対象である経営者か、自分と異なるバックグラウンドを持った人とお会いしてます。ある意味、異業種なんですが、そういう方と会うきっかけはなかなかないですよね。

イェンタさん:
そこは yenta の仕組みが生きてますね。ランダム性もありますよね。

松本さん:
そうですね。私の知り合いは製造業ばかりで、普通にしたら誰もサポートしてくれる人に会わないとか。だから yenta 使ってよかったですよ。会いたい人に会える。スムーズに会える。

イェンタさん:
交流イベントなどでつながった場合との違いはありますか。?

小松さん:
ベンチャーイベントとか、異業種交流会とか一杯ありますよね。でも、二人だけで会って 1 時間位話す機会はなかなかないですね。yenta はそれができるんですよね。そこじゃないですかね、価値は。

松本さん:
それに yenta は事前にプロフィール見れますよね。それは大きいですね。

小松さん:
経営の仕事はサイクルが長いんです。極端な話、出会って 10 年で初めてお仕事を一緒にすることもあります。そういう意味では、その人が持つ専門性とか人となりは非常に重要なんです。すぐに仕事の話ではなく、まずはお互いの信頼を作る、そこから相性の良い部分で仕事する。松本社長の話も最初繋いだら上手く行きましたが、僕の商売でいうと、そこからちょっと時間が経ってからですからね。

イェンタさん:
通常は新しい人に会う時は紹介者がいますよね。

小松さん:
そこは紹介者がいた方が良い場合とそうでない場合があると思っています。yenta はいないっていうのが素晴らしい。紹介者がいるとある意味で色がつくんです。極端な話、5 年、 10 年経っても紹介者がいたという事実は残ります。yenta のコミュニティに紐付いていない人と偶然出会えるって凄い価値だなと思っていますね。

かっこよく言うとセレンディピティなんだと思います。偶然を楽しむみたいな、それがホントの価値のような気がしますけどね。

松本さん:そうですね、偶然を楽しめないとね。

出会っちゃったんだからしょうがない

イェンタさん:
お二人は普段、マッチングした人とどうやってお会いしていますか。

小松さん:
雛形使ってすぐに会うようにしています。会うことが目的だと思っているので。

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松本さん:
僕もテンプレートをペタって貼り付けるだけで。

小松さん:
そんな感じでいいんだと思ってるんですよ。ユルいつながりを楽しめる人がやるアプリ。正直な話、松本社長に出会うために生まれてきたわけではないんですよ。でも出会っちゃったんだからしょうがないだろうって。凄い確率で出会ったんだから、仕事になることもあればそうでないときもあるし、それも含めて楽しいよねっていう感覚。


フランクだからこそ信頼になる現在


yentaさん:
とはいえ、相性の良し悪しというのも実際ありますよね。

松本さん:
私が良いなと思っているのをすぐに回答してくれる。資金調達するときも、そこそこ大きい規模の会社を「ボーン」と紹介してくれましたしね。それに、フランクな感じだったから、フランクに話せる人だなと。メールとかでなくて、メッセンジャーとかで「パッパッパ」と送ってくれるし、コミュニケーション取りやすいのが良かったですね。それに年齢も近いですしね。

イェンタさん:
小松さんの立場は経営支援ですが、依頼があれば必ずやるというわけでもないですよね?

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小松さん:
うちは成功報酬の比率高めで経営支援をやっているので、やらない場合の方が遥かに多いですね。ではなんで松本社長を支援しているのかというと、専門性も大事ですが、誠実だからです。順番でいうと、まず人となりとか、経営者としての人柄が最優先。次にどういう商売をされているかという経営戦略や狙い目の話があります。後者に関しては、うちとしても成功報酬の話があるので、オールドな業界で 20 年後に上場を目指しますじゃあちょっと噛み合わないので。

松本さんが作り、小松さんが支援する世界とは

イェンタさん:
エニブルが進めている計測器のマーケットプレイスのビジネスはどんなところから思いついたのですか?

松本さん:
理由は私がエンジニアで、計測器を使ってて、買ってて、そして捨ててた人だったからです。近くの飲み屋で話していた人が「うちじゃあんな高い計測器は買えない」というのを話しているのを聞きました。自分が勤めてた会社では捨ててるのに、何かがおかしいと思ったのが一つですね。もう一つは、ビジネス的に考えると市場規模が大きい。

イェンタさん:
それを使わなくなる理由ってなんなんですか?

松本さん:
使わなくなる理由は色々とあって、たまたま単発の仕事で買ったけど、そのまま使わなくなったところとか。あと部署間で連携がなく、かぶってかってしまったなど様々ですね。

イェンタさん:
それをマーケットプレイスで流通させることの社会的意義をどう考えていらっしゃるのですか?

松本さん:
社会的意義は凄くあると思っています。計測機器購入の負荷が高い中小企業が買えなくて潰れることもある。もちろん、使えるものを再利用すること自体にも意味があると考えています。

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yentaさん:
今は倉庫とか持たずに直接やり取りをやっていたんですよね?今後は倉庫を持ってやられていくのですか?

松本さん:
そうですね。自前で倉庫を持つ、もしくは、業務提携でもなんですが、今後は倉庫を持って保管してあげるのも検討しています。売れたら出荷する。更に校正や修理もエニブルで代行できるといいですね。預かった瞬間そこからキレイにして出品できるとエニブルを通すと中古が常にピカピカで、しかも保証も付いてきますよってのも良いかと思っています。

出会っちゃえばしょうがない

イェンタさん:
まだお会いしていない人にメッセージがありますか?

松本さん:
皆へのメッセージは「取り敢えず会おう!」きっと何かがあります。

小松さん:
「偶然の出会いを楽しもう!」出会ってそこから先はどうなるかわからないけど、5年、10年経って意味づけされる。まず会って。

(ライター:高橋 建二)

小松さんの yenta の使い方

小松さんのこれまでのマッチング数、興味ありされている人数

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yenta を使い始めたきっかけは?

知り合いの会社の若手社員から「Tinder のおっさん版ありますよ!」って言われて始めました。最初は yenta の UX や UI を見てみようと思ったのがきっかけです。yenta 出たくらいなので、3 年くらい前からです。


yenta はどんな目的で使っていますか?

明確には実はあまりない。カチッと決めると面白くないし、偶然であって友達になったり、お仕事一緒したりしている。知り合って一年経って「おお!」ってなるのが好き。母集団がしっかりしているので安心して使える。


どれぐらいの人に yenta で会いますか?

月のうち 10 名弱くらいで、週に 1〜2 人は会っている。


どんな人を右スワイプ (マッチしたい) しますか?

どれぐらいの確率で右スワイプしますか?右スワイプは絞っていて、経営者、専門家、面白い人。20%ぐらいが右スワイプですね。

マッチングして会いたい人とはどうやって会いますか?

場所決めて日時決めて、取り敢えず会っている。

yenta の改善点

ウェブ版の充実、名刺アプリとの連携、フェイスブックメッセンジャーとの連携あたりができるとさらに助かりますね。


お二人の出会いに関連するリンク


yenta について


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