夏のおわりに

夏のおわりに


今でも 鮮明に 思い出す
陽ざしの強い はじめての駅で

あなたのことを 見つけてしまった
夏のおわりに 見つけてしまった

そうしてふたりは 言葉かわしあい 
互いに 向きあって
 
違う景色を ながめていた

それでも 君は 僕の
大好きな ひとだから

あなたにあえて よかった

助手席で 話すあなたは
そっぽ向いてて 猫みたいだね

気づかれぬように 抱きしめたくなる

やきもちやきの僕らと 誰かでつくる
不思議な トライアングル

おわりを告げる 勇気がなくて

それでも 君は 僕の
大好きな ひとだから

あなたにあえて よかった

どうして 僕らは
同じ場所 同じ時間を 生きていたの

夏のおわりに 僕は今も 残されて

もう いないはずの君を
あんなに きれいだった君を

ただ 見つめていた

それでも 君は 僕の
大好きな ひとだから

あなたにあえて よかった

あなたにあえて よかった

ありがとうございます。 その期待に恥じぬよう頑張ります^^