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プロティアンキャリアには心理的な変容が大事ではないか、と思った話。

こんにちは。榎本です。
今回は「プロティアンキャリア(自分の心理的成功を軸として環境変化に応じて自分自身を変化させていくキャリア理論)」のコミュニティである、プロティアン研究会の一員として、寄稿記事となります。(第6号6月9日、大学生でキャリアについて探求されている素敵な清水さんからバトン受け取りました。)

現在、自分のミッション(パーパス)に共感する複数社とパラレルワークという形で活動するに至った経緯と、プロティアンキャリアには心理的な変容が大事なのではないか?という話をしたいと思います。

プロティアンキャリアと成人発達理論

プロティアンキャリアは、例えばミドルシニアの方であれば組織の中だけで囲われて生きるのではなく、組織を場として考えて組織内での昇進・昇格などだけではなく、市場の中で主役は個人にあるという考えで、組織外でも仕事をしてみたり、転職を通して自分の描きたいキャリアに自ら設計していくことなどを言います。

これは成人発達理論という、スキルなどではなく思考のOSを体系化した理論でいうと「自己主導型知性」でキャリアを描く人が増えることだと思っております。

引用元:「成人発達理論とは」

こうした形で自分を主役としてキャリアを築き上げていくことで、いろいろな仕事をしたり、複数の人間関係やコミュニティで交流をしたり、大学に入り直して学び直しをしたりなど、いろいろ働き方や見え方として非常に変容して変化をしていっているな~と感じると思います。

ただ、もう一歩先にプロティアンキャリアとして心理的にも変容していく、というあり方もあるんじゃないかな?と思いました。

僕がミッションベースでパラレルワークをするまで

文頭でも述べたように、僕は現在自分のミッションを元に、そこと共感する企業とだけパラレルワークという形で関わらせてもらっております。

IT関連の戦略・企画や、組織開発やコーチング、マネジメントなどが主な分野です。本当に関わることで様々な人と交流を持てたり、自分自身のキャリアが広がったり、チャンスから新しい仕事にチャレンジしたりしております。
金銭的な報酬が高くても、自分のミッションや価値観に共感しないことは(生意気ですが)しないことがモットーです。

比較的一般の人よりは、プロティアンキャリア的な働き方ができているかと思うのですが、それよりも大事なのは心の変容だと思っております。

自分は今のミッションを見つけたのは、現在30歳ですが転職を5回経験しており、その都度自分のやりたいことを実験するように仮説検証をしてきたからだと思っています。
その都度、自分の考えていたことと予想外のことが起きたりして、自分のやりたいことの解像度が上がったり、自分の強み・弱みが明確になったりして自己理解が深まっていたからです。
ある時、その点が線になりミッションが浮かび上がってきました。

思うに、プロティアンキャリアで大事なのは複業をすることや転職をすること自体ではなく、自分の今のパラダイムに執着せず、世間の声に惑わされず、自分の直観・心の声を信じて変わっていけることかと思うのです。

これがライフシフトでも言われている、「変身資産」ではないかな?と思います。

自然体で自分の直観や流れに身を委ねる

そうしたことが思うので、一見見た目が派手に見えたりする変化ではなく、自分の中の内的な確からしさというか、そうしたことに身を委ねて、自然体で生きていればきっと結果として自然とプロティアンキャリアなのだと思います。

それは、わがままになることでもなく、周りの人が言うことや世間の声に縛られることではありません。

みなさんがそんな素敵なキャリアを歩まれることを、心から祈っております!
次回は山田さよりさんにバトンをお渡しします。

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