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16)高齢親と干し柿と私

今年も渋柿を買ってしまいました。

私は「干し柿」が特別好きというわけではないのですがもう10年以上、ほぼ毎年作っています。作ることが楽しい。

きっかけは母と姉と行った旅行先でのこと。
帰り際母が「美味しい干し柿が食べたい」と言ったことでした。当時、すでに母は食が細くなり始めていたし、父が他界したばかりだったので「母には食べたい、というものは極力食べてもらいたい」と私たち姉妹は思っていました。

その年、初めて「干し柿を作ってみよう」となったのでした。
正直あまり干し柿に関心が無く、無知だった私は「噛む力が弱い母には『柔らかくフルーティーなあんぽ柿』が良いに違いない!」と思ったのですが調べると「硫黄」を使って作るようだったので「フルーティーなあんぽ柿」はすぐにあきらめました。

でも、干し柿の中でもコチコチに硬めなものとあんぽ柿まではいかないまでも柔らかめなものがあるのでどうすれば「柔らかめ」になるんだろう?と調べたり作ってみたりしてきました。

色々作ってみて好みの(柔らかめ)に作るには「かなり熟れてから干す」というのがポイントだということがわかりました。

この熟れ加減には注意を払っています。熟れすぎると干したとき落下することが多々あるのです。絶妙なところで干した柿は本当に濃い柿色で「ゼリー」のような柔らかさ、甘さ、ジューシーさで美味しいです。

干しはじめて3週間くらいでできますがその間「育てている」という感じもあって楽しいです。

出来上がったらヘタを切り取って冷凍しています。
両実家にあげたり、友人、知人に差し上げたりしても想像以上に喜んでくれる方も結構おられます。
親のおかげでこの楽しい「干し柿ワールド」を知ることができました。

ただいま絶賛仕込み中。
熟れたものから干しているので「第一グループ」「第2グループ」と1箱を数回に分けて干しています。

右は第1グループ。左は4日後くらいに干した第2グループ


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