「人に寄り添う」とは

ある卒業生が久しぶりに連絡をくれ、色々と現在の状況で苦労・葛藤していることを共有してくれました。世の中色々と理不尽だなと思うとともに、その方が「人に寄り添える人になりたい」と伝えて下さったのが印象的だったのですが、「人に寄り添う」ってどういうことだろうかと考えてみました。
 
ぱっと思いつくのは「その人のありのままを認めること。」
それは、”人それぞれ”という一見相手のことを理解している風に見せて、体よく相手を切り捨てることとは違います。です。”人それぞれ”って、あまりポジティブな意味に使われませんし。

 
では「ありのままを認めること。」とはどういうことかと、もう少し考えてみました。
  
その結果、僕自身の今のところの答えとしては、「普段元気で何も心配なさそうな人であっても、その言動などから、普段その人が見せない苦労や苦悩を想像して、その人がストレスを感じないような状況、つまり、より生きやすくなる状況を”さりげなく”作ってあげる」ということ。

それは決して、積極的に相手に何かをやるというこというよりも、自分が何かを積極的にやってあげていることをを気づいてもらえないくらいの自然さで相手に対して手を差し伸べるということなのかなと思います。
  
そのためのアンテナは、たぶん、自分自身のそういった経験なのかも。自分が抱えた苦労や葛藤、痛みって、自分のためだけではなくて、人に寄り添えるようになるため、つまり誰かのためのものなのかもしれないと思うんですよね。それを今頑張っている卒業生には伝えたいなと思います。
 
 
GreeeeNの「花唄」という曲の一節を思い出しました。いい曲。

” 生まれた時の 一番初め 教えられたのは愛でした
いつかの痛みは誰かの為 そう思えたら 何故か少し笑えた ”


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