映画備忘録ライダーズ・オブ・ジャスティス(ネタバレあり)



映画たくさん観る割に、結構すぐ忘れてしまうので勿体ないなと思い、軽く感想書く事にしました。

ライダーズ・オブ・ジャスティス
デンマーク映画

確率論の研究者が、電車で母娘に席を譲った所、電車が爆発し、譲った席に座っていた母親が死んでしまう。研究者の男は、犯罪組織の犯した殺人事件の証人が電車に乗っていた事から、これは証人を狙ったテロだと推理し、生き残った娘の為、亡くなった母親の夫の軍人と共に事件の真相に迫る。

席を譲ってしまった為に人を死なせてしまった、と言う研究者の動機の設定がきちんとツボを押さえているし、確率論を組み込んだ、ちょっと知的なよくできたジャンル映画だなと前半は思いました。

観たのは芸術映画をよく上映する単館系映画館だったのだけど、何故にこんな映画館でこんなアクション映画やっているのだろうと思ったら、後半で、実は事故はテロではなく本当に偶然だった頃が分かる。そこから、人間はあまりに悲しい事が起こると、何か原因があるはずだと言う思いにとらわれてしまう、と言うテーマが浮かび上がり、喪失を描いた人間ドラマにジャンルが変わってしまうのです。

ああ、だから単館系の映画館でやってるのだなあと、納得。でも、このままジャンルが変わって人間ドラマで終わるの??ともやもやしてた所、最後は襲って来る犯罪組織を全員ぶっ殺して留飲を下げてくれました。

最後強引にクリスマスの幸せな場面で、風が吹けば桶屋が儲かる的なおとぎ話として締めてしまうのが、おいおい!と突っ込んでしまいたくなるけど、全体的に愛すべき映画でした。

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