1月23日 Daisy Holiday! 細野さんの幸宏さんへの言葉

幸宏が宇宙にかえっていっちゃいました。宇宙の根源というのが、ある種の何って言ったらいいんだろう、量子の海の中で、ゆりかごのような場所だと思うんですね。今うしろで流れているのは子守唄なんですけど。1月11日に亡くなって、翌日その訃報を聞いたんです。遅ればせながら、追悼がやっとできる時間になりまして、それまでずっと言葉にならなくて、何て言うんだろう、考えが全然まとまんない時期がずっと続いてたんですけど、沈黙しているわけにもいかないんで、今日はそういう特集をしたいと思います。思えばですね、幸宏が16歳の時から54年の付き合いでした。軽井沢で初めて会って、先日は軽井沢のお宅でお別れをしてきたというわけです。ああ、軽井沢なんですね。とにかくあの幸宏の発表したアルバム、楽曲の多いこと。ですから今日は自分に多少関係ある楽曲をかけていきたいと思います。時々思い出を交えながらですね。まず最初は、スケッチショウの後に幸宏が作ったソロの『Blue Moon Blue』から「Blue Moon Blue」。2006年ですね。

より深く洗練されたサウンドになっていますね。それにしても英語がよく似合うシンガーだと思っています。幸宏がミカバンドで世界のセンスを身につけて、その後のサディスティックスではドラムの腕を磨いて、そしてYMOで才能を開花させたと思っています。そのポップセンスというのがまたとても優れていまして、1978年の最初のソロ『サラヴァ!』から「C'EST SI BON」。

ところで彼のソロに数曲提供したことがあって、1985年の『Once A Fool,...』というアルバムに収録した「昆虫記」という曲があるんですね。これは作詞は吉田美奈子でした。では「昆虫記」。

ハリウッドでもそうですけど、スターたちの映画は永遠に生きるわけですね。音楽もそうだと思います。人生を一生終えた後にですね、永遠になるという、そういう宿命があるんですね。だから、いなくなったわけではないんですね。曲をかけたいんですけど、YMOは外せません。僕たちが一番思い入れのあるアルバムというと『BGM』なんですけど、その中から、幸宏の最高傑作だと思います。「カムフラージュ」。

いいですね。やっぱり幸宏は世界一スマートなミュージシャンだったと、これは本当に言い過ぎではないと思っています。幸宏に比べたらみんなダサく見えちゃう。隣には…居難いです。それくらいダントツですね。何ていうんだろう、審美眼というのかな。多分僕の才能とかそういうのをずっとその厳しい目で見てたんだと思うんですけど、でもやっと認めてもらえたような気がします。では次の曲は明るいです。本当にポップセンスの輝きを聞くことができます。『サラヴァ!』から「プレゼント」。

さて最後の曲はですね、人が星になるという歌を、僕の曲なんですけど。幸宏が歌ってくれています。スケッチショウの時のレコーディングで「ステラ」。

https://radiko.jp/#!/ts/INT/20230123010000

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