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[映画]打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?

本作品は1993年にフジテレビのドラマ「if もしも」の中で放送されて、1995年に再構成されたものが映画となった。

この作品の監督は当時若手であった岩井俊二で、主演が山崎裕太が演じている。ストーリーは1時間も無い話であるため空いた時間に見やすい作品である。

近年だと2017年にアニメでリメイク作品が公開されたが、アニメが好きな人はそちらのほうがとっつきやすいと思います。

個人的には当時見ていたということもあり、実写版の思い出が強いと感じる。

ドラマ[if もしも」はストーリーがAパターンとBパターンの展開が順番に流れう内容となっており、AパターンもBパターンも悲惨な終わりになるという話もあったと記憶している。

「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」はAパターンはやりきれない結末なのだが、自分は割とAパターンの方もリアルを感じる結末で嫌いではなかった。
しかしBパターンのストーリーがやはり30年経っても自分にこの作品を思い出させる要因だと思っている。

ストーリーは
1学期の夏の話で、主人公の典道と祐介は同級生のなずなに片思いをしていたが、そのなずなは親の離婚で2学期から学校を転校することが決まりました。
そのことを知らない典道と祐介はプール掃除をサボり50メートルの競争をします。そして典道と祐介はなずなへの告白をかけて勝負をします。

ここでAパターンとBパターンの分岐が入ります。
・Aパターンは典道が勝負に負けた。
・Bパターンは典道が勝負に勝った。

ストーリーは先にAパターンから始まります。
勝負をしたときにプールにはなずながいたのですが、勝った祐介は今日の夜に行われる花火大会にさそわれます。
その後に教室に戻った典道と祐介はクラスメート達から、打ち上げ花火を横から見ると丸いのか平べったいのかで口論になり、横から確認できる灯台へ向かう約束をします。
その後に典道と祐介は待ち合わせの時間まで典道の家でゲームで時間つぶしをしていると~となるのがAパターン。

Bパターンは
勝負に勝った典道がなずなに花火大会にさそわれます。
待ち合わせ時間に典道の家に向かうなずな。家には祐介が遊びに来ています。なずながチャイムを押す寸前で止めた典道は祐介を置いてなずなと花火大会に向かいます。
しかしなずなは花火大会に向かうのではなく、プールの勝負に勝った方と駆け落ちをするつもりだったことがわかり~というのがBパターン。

この作品が醸し出す雰囲気が自分は好きで、クライマックスの「forever friend」が流れるシーンはとても印象に残っている。
30年前の作品だが小学生でも楽しめる話だと思います。

今はまだ4月だが夏が近づくと、この作品をまた見返したくなる。

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