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【映画】恋は雨上がりのように

『恋は雨上がりのように』の原作は眉月じゅん氏の漫画で10巻で完結している。自分が初めて知ったのはたしかアニメ化されてから友人からも面白いという話を聞いたときだったかと思う。

アニメというかテレビを見る習慣がその頃にはもうなかったため、それから暫く期間が空いて、2018年に小松奈菜と大泉洋主演で映画化されることを知る。
映画のPVで主題歌「フロントメモリー」が流れるのだが、疾走感があり今見てもPV見ただけでこの作品面白そうだなと自分は感じてしまう。

『恋は雨上がりのように』の映画を見るきっかけは、以前職場が一緒だった先輩社員の方から勧められて見ることになったのだが、見終わった後に爽やかな気持ちになれるまさに雨上がりのような気持ちになる映画だった。

ストーリーは
陸上部のエースである高校2年生の橘あきらは、アキレス腱の大怪我で心に傷を負っていた。そんなある雨の日に偶然入ったファミレス店長の近藤正己の優しさに触れたことをきっかけに、そのファミレスでアルバイトをはじめる。

店長はあきらより25歳年上でバツイチの子持ちなのだが、そんなこと関係なくあきらの恋心はどんどん膨れあがっていくのである。
ある日、店長はあきらに告白されるがそれを断るものの、押しに負けてデートをすることになってしまう。

1度目のデートはあきらが決めた映画。
これで終わりだと思っていた店長だが今度は店長の好きなところで言われ2度目のデートをする流れになってしまう。

このあとも主人公、あきらと店長の視点でストーリーは続いていき、
あきらは陸上と、店長もまた自分が若いころの夢への想いと向き合う展開があるのだが、結末は実際に作品を見て確かめてほしい。

原作の最後を見ていないので、映画との差異は私はわからないのだが、ラストシーンはいい着地点だなぁと感じた。

若さというのは可能性にあふれていて、年を重ねるごとに可能性の穴は小さくなっていく。それは当たり前のことで残酷なように聞こえるかもしれないがそんな中で人は選択して折り合いをつけながら生きていく。

自分は店長側の視点で若い女性に迫られる恐怖(笑)と諦めてしまった夢との向き合い方、若い人を応援する気持ちなどを感じることが出来る作品だった。

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