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子供を早慶に入学させるもっとも簡単かもしれない方法


学歴がすべてではないけれど、なんだかんだで大卒優遇される場合もありますし、子供を早慶に入学させたい親もいるでしょうから、息子を慶應大学に入学させた経験を記します。中学3年の夏休みからの本格的受験勉強でしたが、GMARCH付属校も含め、受験した学校はすべて合格しました。


親的にも受験は一度で済ませたいから早慶

受験勉強期間、子供だけではなく親にも負担がかかります。であれば、受験するのは最小回数にしたいとおもっていました。となると、エレベーター式に大学まで行ける慶應や早稲田の付属校は魅力的です。大学付属校は多々ありますが、内部進学率が低い学校もあるなか、早慶においては、かなりの確率で大学に進学できるところも魅力です。
同様に、青山や明治も内部進学率が高いので候補になると思います。

中学受験か?高校受験か?

募集枠数を考慮すれば、難易度が低いのは高校受験です。また、受験科目数も高校受験の方が少なく、対策が立てやすいというメリットもあります。

受験の戦略1

早慶に限らず大学付属私立高校受験の場合、受験科目は、面接や小論文を除けば、国語、数学、英語の3教科。合格を目指す最大の戦略は、3教科合計180点を目指すということです。
ここで重要なのが選択と集中。どの教科も60点を目指す必要はなく、例えば、国語90点、数学45点、英語45点、でも目標となる180点に到達できます。要は、受験勉強する教科の選択と集中が大事なのです。

各教化の対策

差がつきやすく、受験勉強で伸ばしにくい数学だけは小学生のうちから鍛えておく

理由は簡単。高校受験では、小学校1年生の算数から中学校3年生の数学(+α)までがテスト範囲となり、中3になってあわてて受験勉強をはじめてから、キャッチアップするのがもっとも困難だからです。他の教科は一切勉強させなくても、算数・数学だけは、受験勉強を始める前から、しっかり身につけておくのが大事です。小学生時代から中学受験しなくても、難関中学受験用の算数ドリル的な教材で勉強させておくのをオススメします(親が教えてあげられるのは小学校3年生くらいまでのドリルで、小学校4年生以降の問題は、親も予習が必要です)。

英語は中3からの受験勉強でキャッチアップする

数学と違いキャッチアップしやすいのは英語です。理由は数学の逆、受験範囲は中1~中3までの3年間。公立中学レベルの授業を普通についていける(上位である必要もないです)レベルの学力があれば、中3夏休みになってから受験対策しても、範囲が狭い分、比較的キャッチアップは可能で、数学をキャッチアップするよりも簡単なのは間違いないです(もちろん努力は必要ですが)。

国語は普段の読書と漢字

漢字は単純な作業ゲーなのは、ご想像の通り。気合いでなんとかなります。
読解については受験勉強でなんとかなるというよりは、それまでの積み上げ、受験関係なく、どれだけの文章を読んできたのか?に依存するところが大きいと思います。受験勉強期間に読書しろ!といったってムリな話ですから、親が読書する時間を作るつもりで、小学生の時から図書館に定期的に通うのも良いと思います。最近の図書館はマンガも結構置いてありますが、マンガでも何も読まないよりも、ストーリーを追うことで、登場人物の気持ちの推察などにも有効ですから、本の選択にはあまり口だしはしなくてよいかと思います。
結論的には、国語の受験勉強は感じだけにしても良いくらいです。読解については、数学とちがって、出題者や文章の筆者との相性によっても点数に差がでてしまうので、誤解を恐れないで表現すれば、「運ゲー」だと思ってもよいくらいです。なんだかんだで母国語なので、現場でなんとなるケースも多いです。

受験の戦略2

ここまで読んでいただけたら戦略はだいたい予想がつくと思います。ポイントは、

  • 3教科合計180点目指す(前述の通り)

  • 算数・数学は、小学生時代から、継続してトップレベルを維持し、高校受験のポイントゲッターにする。目標90点。受験勉強スタートからは勉強時間の20%程度を使う。

  • 英語は、中3夏休みから受験勉強スタート。60点目標。勉強時間の70%を使う。受験勉強≒英語勉強くらいの勢いで、70%の時間を使う。

  • 国語は、漢字の記憶のみ。30点目標。漢字で10~20点は取れるので、文章問題で10~20点取れれば良いイメージ。

  • (受験科目以外は学校授業以外で勉強しない)

大学付属高校入学の利点・欠点

最大の利点は15~18歳という時期に、興味のあることを深掘りできる時間がある点です。私自身の経験からいえば、特に英語は、受験勉強で得られた知識がベースとなり、その後、活用できたので、受験勉強自体が無駄とは思いませんが、興味のあることに集中して時間をつかわせてあげられのは良かったと思います。
欠点として、真っ先にあげられるのが費用面だと思います。しかし、高校時代に予備校、各種講習、模試、参考書、受験代金、等に通う費用や時間を考慮すると、それほど大きな差にならない場合もあると思います。


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