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日本の小学校に転校して驚いたこと

私は小学校6年生のときにアジア圏の国から帰国した。海外では日本人学校に通っており、初めて日本の学校に通ったのだが、海外にいたときに抱いていた日本の学校のイメージとの違いや日本人学校との些細な違いに戸惑うことが多かった。

まず、日本の小学校に対して抱いていたイメージについて書く。海外に住んでいたときは、ほぼテレビでのイメージでしか日本の学校について知ることが出来なかった。(今はSNSの発達で変わったのかもしれないが)

テレビ、特にドラえもんといったアニメや、ニュース、NHKの教育番組を通してついた日本の小学校に対するイメージは、

・ランドセルを背負う(制服を着るところも多い)

・徒歩での通学なので寄り道ができる

・いじめが多い

だった。ランドセルを背負っている人は確かに多かったが、割と服装も鞄も自由であることに驚いた記憶がある。

また、寄り道については転入早々から期待を裏切られた。まず、登校時は登校班というものがあった。近くに住んでいる子供同士で集まって一緒に登校するので、寄り道などできない!帰りも真っ直ぐ帰る子が多かった。

いじめについては、テレビのニュースの影響だろう。ニュースになるような小学校の情報はいじめが多かったので、日本の学校はいじめが多いのだと思っていた。しかし、転入先の小学校はそんなことはなく、みんな優しかった。

次に日本人学校との違いについて。

まず、上履きを履くという文化になれるのに時間がかかった。何度も履き替えずに運動靴のまま教室に入ってしまったことがある。

次に、修学旅行での大浴場での入浴。海外では部屋のシャワーで1人ずつ入浴していたので、みんなでお風呂に入るというのが新鮮だった。(個人的には、海外のような1人ずつの入浴の方が良かった)

そして給食。海外では弁当だったので、全て自分たちで用意して片付けまでするというのに驚いた。海外では掃除のスタッフの方がいたり、何かとやってもらうということが多かったので、ここまで自分たちでするのか!と感動した。

最後にクラス替え。私の通っていた日本の小学校は2年に一度クラス替えをする学校だった。日本人学校では毎年クラス替えがあったので、既に仲良しなクラスの中に入るのに緊張した。

小学生の頃は些細な違いが大きな違いに感じるものだ。海外からの転校生であっても他府県からの転校生であっても、周りの人のサポートが大きな助けになると感じている。


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