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自分の可能性を狭めていないだろうか

幼い頃から人見知りで、人と関わるのが苦手だと思っていた。人前に立ったり、手をあげて発言するのも苦手だった。両親や先生から、そのような点を課題だと指摘される度に苦手意識が強くなった。 二年前、そんな自分を変えたくて接客業のバイトを始めた。最初は慣れないことばかりでミスの連続だった。やっぱり向いていない、辞めようかと思ったこともあったけれど、「できなくて辞める」というのが悔しくて続けた。 半年ぐらい経った頃、仕事を一通り覚え、お客さん一人ひとりに臨機応変に対応できるぐらいにな

    • 嫌われたかな、と気になる時は自分の行動が好きになれないとき

      「あんな行動をして嫌われたかな」とか、「今日はあの人なんだかそっけない。嫌われるようなことしたかな」と気になるときがある。 特に、好かれたいと思うと相手の目を気にして嫌われないように自分の気持ちを隠して相手に合わせてしまう。だけど、それって逆効果だと思う。 嫌われたかな、と不安になってしまうときって、自分の行動を振り返っているのではないだろうか。「あんな行動したから嫌われたのかな…」とか。 それって、自分がその行動に対してネガティブな印象を持っているから感じることなので

      • 本音を言い合える関係の築き方

        友達との関係、家族との関係、同僚との関係…生きていれば人と人との関係に悩むことは多いのではないだろうか。 もっと私のことを気にかけて欲しいのに… もっと冗談とか言い合える関係であったらいいのに… もっと本音で話したいのに… でも相手がどう思っているかわからない。そんな風に相手の気持ちばかり考えていた私にある人がかけてくれた言葉が刺さった。 「人と人との関係は50-50なんだよ。関係性は自分達で作るもの」 確かにそうかもしれない。自分が本音を言わなければ相手も言えない。

        • 居場所がないって本当に辛いこと

          人って異質なもの、自分とは違うものを無意識に避けてしまう。男グループの中に女の子がいれば、どう扱えばいいのかわからなくなるだろうし、女グループの中に男の子がいてもそうだろう。外国の人がいてもどうやってコミュニケーションを取ればいいかわからないし、ちょっと変わった子がいれば避けてしまう人も多いだろう。 でも、マイノリティの方からすると、そこに居場所がないというのがとてもしんどくて孤独で惨めで寂しいことなのだ。これは経験しないとわからないのかもしれない。 そんな時にそっと「こ

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          「変わったね」ではなく「成長したね」と言われたい

          自分でも面倒くさいと思うほど自分は些細なことを気にしてしまうし、ちょっとしたことで悲しくなったり、嬉しくなったりする。いわゆる繊細なのだと思う。 そんな私に、優しく接してくれる人は薬みたいに元気をもらえる存在だ。ちょっと寂しいなと思った時に声をかけてくれる人、一人であたふたしてるときに助けてくれる人、毎朝元気よく挨拶してくれる人、私の話を黙って聞いてくれる人…。ちょっとしたことで傷つく代わりに、ちょっとしたことで嬉しくなる。 だけど、私はもっと強くならないといけないと思う

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          とてつもなく優しい行為

          初めての感情だった。優しさに涙が出そうになることがあるんだと知った。 学校から何人かの人が選ばれて留学することになった。けど、知っている人はいない。同じチームは私とは全く違う学部で違うタイプの人ばかり。仲良くなりたくてもどうしたらいいかわからなかった。私は現地で友人を作ろうと決めた。 初日はとにかくいろんな人に話しかけて仲良くなった。外国人の友人がたくさんできた。でも、気を張っていたせいか疲れていた。 そんな時、自分と同じ学校の人たちを見てみると、他の学校の人たちとも楽

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          4月から新しい一歩を踏み出すために

          3月になりました。3月は進級、卒業、就職..等様々な新しいステップを目前にドキドキとワクワクでいっぱいの季節です。 思い返せば四年前、大学に入学した後、たくさんの同級生や教授と出会い、これからやっていけるだろうかととても不安な気持ちになり、涙が溢れたことがあります。 それから4年をかけて私は大きく変わったと思います。いつも人目を気にして、自信がなかった四年前。今では、人目を気にすることも減り、自然と自分の意思で動けている、自信を持てている、と感じることも多く、感動します。

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          複数のコミュニティに所属すること

          会社や学校等、長く在籍すれば、どんな人もその色に染まっていくものだと思う。それだけそのコミュニティで頑張ってきた証だろう。だけど、一つのコミュニティの当たり前が絶対になってはいけないと思う。 自分がそのコミュニティの色に染まったということは、周りも染まっているということだ。例えばそのコミュニティでは上下関係なく、フレンドリーな関係だったとする。その環境に慣れてちょっと失礼なことも言ってしまえるようになったとする。 その環境ではそれが当たり前になっている。当たり前だからそれ

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          意外と世間は狭いもの

          世界は広いように感じるが、私は世間は意外と狭いように感じる。知り合いを6人以上介して行くと世界中の人と繋がれるというように、私たちが出会う人は、これまで出会った誰かと繋がっているものなのかもしれない。 特に、高校を出て大学を出れば、その先の進路は大体決まっており、就職先では同じような学歴の人たち、同じようなことに興味を持つ人と働くことになる。だからこそ、これまでの人生で出会った人と再び出会う確率はそれほど低くはないのではないかと思うのだ。 だから、一つ一つの出会いを蔑ろに

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          大事な選択を迫られたとき

          多数派になるのは簡単だ。そっちの方が楽だ。少数派は孤独だし、強くならないといけない。それでも少数派を選ぶときって、結局は自分のためなのかなと思う。 多数派に属するのは楽だけど、同時に自分の大事なものを失うこともあるのかもしれない。何十年も先に後悔するのは、自分に嘘をついた方なのかもしれない。 すごく難しい選択を強いられたとき、何十年も先の自分を想像してみたい。そのときの私は今の私をどのように思っているだろう。思い出してあの時の自分はよくやったと思える選択ができたら良いと思

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          価値観の違いをどうやって尊重するか

          母や友人と話していてモヤっとすることがある。主なものは価値観の違いによるものだ。 例えば、母は学歴を重視する。なので芸能人の学歴を色々と評価するのだ。私は学歴を重視しない。大学生になって色々な人と出会って、学歴それ自体に意味はないと思うようになった。それに、私は他人のことをその人と関係のない自分がとやかく言う必要などないと思うのである。だから、母の発言を聞くと少し苦しい。私の好きな芸能人も否定されてしまうようで辛い。私は「学歴なんて別に何でも良いと思う」と自分の意見を言うが

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          社会人になるということ

          4月から社会人になる。社会人になる実感が最近ようやく出てきた。でも、まだ想像がつかないことが多い。何を準備したら良いのか、どんな生活になるのか、1年後にはどんな思いでいるのか…。 社会人になるのは一人で車を運転するみたいだと思う。自分の判断で、責任を持って走る。周りの車に迷惑をかけないよう、気を遣いながら走る。途中で止まりたいと思っても不用意に止まることはできない。 とても大変なことのように思える。 私は最近運転の練習を始めた。隣に人がついていれば高速でも走れるが、まだ

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          究極に可愛い生き物

          アドベンチャーワールドにパンダを見に行った。小学校を卒業してからあまり動物園に行かなくなったのだが、アドベンチャーワールドは大人にとっても楽しい場所だった。何よりパンダが可愛かった。ただのんびりと寝転がっているだけなのに一つ一つの動作が可愛い。 アドベンチャーワールドには七頭のパンダがいる。どのパンダも性格が違って見るのが楽しい。特に可愛いかったのが、2020年に生まれたばかりの楓浜。小さくて丸くてぬいぐるみみたいだった。 お父さんパンダの永明は流石の貫禄。骨格もしっかり

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          ミステリー

          私はミステリーが苦手だった。ミステリーはサスペンスものが多いからだ。でも、最近単純に謎解きを楽しめるミステリーに出会ってミステリーにハマってしまった。 浅倉秋成さんの「六人の嘘つきな大学生」だ。あらすじを簡単に説明する。 就活の最終選考に残った六人に出された最後の課題は六人で話し合って内定者を一人決めることだった。しかし、六人が集まった部屋には六人それぞれの汚点が書かれた紙の入った封筒があった。誰がこんな封筒を用意したのか、そして内定者は誰なのか。 読み終わった後に、す

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          お世話になった人の想いを背負って

          応援しているアイドルの女の子が、バトル系の番組に出ていた。私よりも年上なのに、気づけば親が子を見守るように”頑張って”と応援していた。全くファンでない人も見ている番組でどうか彼女の良さが伝わりますように、という気持ちで。どんどんと勝ち進んでいく度に、”よかったね”という気持ちになる。 彼女を見て気付いた。私たちも同じではないかと。これまで育ててくれた両親、応援してくれる兄弟や友達、お世話になった先生や先輩、同僚…。 みんなの想いを背負って生きているのではないか。私が大きな

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          日本の小学校に転校して驚いたこと

          私は小学校6年生のときにアジア圏の国から帰国した。海外では日本人学校に通っており、初めて日本の学校に通ったのだが、海外にいたときに抱いていた日本の学校のイメージとの違いや日本人学校との些細な違いに戸惑うことが多かった。 まず、日本の小学校に対して抱いていたイメージについて書く。海外に住んでいたときは、ほぼテレビでのイメージでしか日本の学校について知ることが出来なかった。(今はSNSの発達で変わったのかもしれないが) テレビ、特にドラえもんといったアニメや、ニュース、NHK

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