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自分の可能性を狭めていないだろうか

幼い頃から人見知りで、人と関わるのが苦手だと思っていた。人前に立ったり、手をあげて発言するのも苦手だった。両親や先生から、そのような点を課題だと指摘される度に苦手意識が強くなった。

二年前、そんな自分を変えたくて接客業のバイトを始めた。最初は慣れないことばかりでミスの連続だった。やっぱり向いていない、辞めようかと思ったこともあったけれど、「できなくて辞める」というのが悔しくて続けた。

半年ぐらい経った頃、仕事を一通り覚え、お客さん一人ひとりに臨機応変に対応できるぐらいになった。また、ほかのスタッフとコミュニケーションを取りながら働くのが楽しく、仕事に行くのが楽しみになるまでになった。

結局、接客業の仕事は、今まで経験してきたバイトの中で一番続いている。人と接することに対する苦手意識も随分と減った。

私は、慣れるのに人よりも時間がかかるだけで、人と関わるのが苦手な訳ではないのだと気づいた。

私たちは、数少ない失敗経験から自分の得意・不得意を決めてしまうことが多々あるのではないかと思う。何事もやってみなくてはわからない。続けてみなくてはわからない。

自分の得意が思わぬところにあるのかもしれないと思うと、これから先、新しいことを始めるたびに楽しみな気持ちになれそうな気がする。

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