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『LeBron』

書籍情報

「すべてを手にした男」レブロン“キング”ジェームズの完全なる肖像
我々はレブロン“キング”ジェームズのことをまだ何も知らなかった――。
二一世紀最高のバスケットボール選手の完全なる肖像を、米国のベストセラー
作家が徹底的なリサーチと二五〇以上のインタビューに基づき、鮮明に描き出す。

上記リンク先より

なぜ読んだか

前回読んだ以下の本でNBAの選手のストーリーに興味がでて探してみていたところ、ちょうどレブロンの自伝的なものがでていたので読んでみた。

記憶に残ったこと

圧倒的ボリュームで680ページ!!!
それでもレブロンの幼少期からのストーリーがどれも興味深く意外なところもあり、飽きることなく読むことができた。
そして、改めてレブロンの格の違いについて感じられた。(やはりすごすぎる…)

過酷な幼少期

レブロンの母親はレブロンをまだ16歳のときに産んでいる。そして、シングルマザーとしてレブロンを育て上げてきた。経済的にも楽ではなく、ボロい部屋に住んでいるのを見かねた近隣の人が助けの手を差し伸べてくれたりしながら生き抜いてきた。住むところを転々としながら、ときには母親のもとの離れて暮らしたりもしながら、そんな中でであったバスケットボールで才能を開花させていただく。
「母親が16歳のときに生まれた」というのはどこかで聞いたこともあったが、こうして細かく当時の様子について知ると、改めて驚かされた。ここまで過酷でボロいところで生まれ育っていたとは思わなかった。

バスケットボール選手としての開花

もともと才能をいかんなく発揮させていたが、高校になりいよいよバスケットボールプレイヤーとして名を挙げていく。
スタッツで異常な数値を上げていき、結果として高卒でNBAドラフト1位指名された。これもあらためて考えてみると異常。笑
けどそれもそのはずで高校生の頃から203cmの身長で体重も100kgを超え、垂直跳びでも110cm以上とべていたということで、規格外。NBAに加入する前のタイミングで、当時まだ18歳でありながら10年で10億ドルの契約をスポーツメーカーから提示されるのである。レブロンといえど18歳の青年に対してそういった意思決定がせまられるのは想像が難しい。

様々な葛藤

NBAになるとなったで、色々な困難がでてくる。
有名が故に政治的な論争に巻き込まれたり、優勝をするための移籍で膨大な誹謗中傷を受けたりと、もうNBA選手とはいえまだ20代前半の青年の段階で大きなものを常に背負い続けていた。
そういった中でも、自信を持ち続けながら、政治や人種差別について自分の意見を発信し続ける姿勢は印象的だった。

所感

んー、レブロンの別格さが際立っていた。
一つ一つの逸話に対して、その時のレブロンと同じ年齢のときの自分がどんな様子だったかを重ね合わせてみたが、全然想像できなかった笑。高卒でNBA選手のキャリアスタートした直後、なんらなその前からもメディアで大きく取り上げられ、そういった中で自分の軸をぶらさずに生きて行けているのが素晴らしい。
また、ビジネスの領域でも積極的に投資を行ったりしているのも印象的。全方位ですごすぎる…

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