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5時起き、朝活、普通列車

「秋の乗り放題パス」で京都から岡山へ。そこで1泊し、朝を迎えた。

始発の新幹線がいる。

朝ぼらけの空。このときの時刻…

午前6時前

個人的に5時起きで列車旅はたくさんしてきた。でも、これは関西だけ。泊まりを絡めない。他の地方で泊まりでこういうのは初めてだ。朝食なしの素泊まりで成せる技みたいなもの。

213系
新型車デビューによる行く末やいかに。

駅に来て乗り込むのは「普通/福山行き」。後の列車に乗るつもりもしていたが、予定より早く目が覚めてしまった。

車庫から岡山駅へ送り込まれる新幹線

5時55分、岡山を発車。回送の新幹線がすれ違うのも見えた。

機関車基地
もうすぐ日の出

まばらな車内、昇る朝日、それに合わせる音楽…
これだから、たまの5時起きがやめられない。

金光駅
「金光教」向けの臨時ホーム跡?
あの道路の下には「井笠鉄道」の車両が保存。
かつて笠岡と井原を結んでいた。
朝日が見えた
山陽新幹線とクロス

列車は気づけば、広島県へ。

JFEスチールの貨物線
鉄道レールを生産している工場に繋がる。
緑のコンテナ「福山通運」
名前の通りの企業城下町だ。
福山城
この距離でお城はなかなかの迫力。

1時間ほどで「福山駅」に到着。

新幹線停車駅で「のぞみ」も止まる。ホテルや百貨店「天満屋」を始め、栄えている。

食料調達をして、さらに西へ。やってきたのは「普通/糸崎行き」。既にラッシュ突入でかなりの乗車率だ。

対岸に見えるのは「向島」
日立造船の工場が広がる。
CMとかポスターで見たやつ。

尾道の前後は、海の景色が良い区間。瀬戸内地域を象徴する風景が広がる。

そんな風景に合わせた曲たち。

終点糸崎駅。ここでは1分で乗り換えるハードスケジュール。この駅を境に電車の種類が大きく変わる。さっきまでの「黄色い国鉄電車」から「赤いJR電車」になる。

「RED WING」と名付けられたこの車両。もみじや「広島東洋カープ」など広島を象徴するカラーを取り入れたご当地の名物電車だ。

「三原駅」で新幹線が合流

糸崎を出て最初は「三原駅」。新幹線も止まる高架駅だ。ちなみに、さっきの「糸崎駅」はかつて「“初代”三原駅」。優等列車なども止まる中心的駅だった。今でも折り返し機能は残っているが、“2代目”が街の中心だ。

左に分岐する「呉線」

この駅で呉線が分岐。海沿いを走る「呉線」に対して、山陽線は山へ向かい険しい峠に挑む。

少し空いてきたのでさっき買ったおにぎりを。買ってから1時間が経っていたが、温かく、ふっくらしていておいしい。

かなりの山間でカーブや登り坂が連続。

八本松から瀬野にかけては、それがクライマックスを迎える。「セノハチ」と呼ばれる難関の峠だ。

この区間を走る20両以上の東へ向かう貨物列車は機関車1両ではかなり危険な急坂。これに挑むため、最後尾に「押す専用」の機関車をつなげていた。

EF210形300番台

もみじ色の「EF67」に代わってデビューした「EF210形300番台」。かつての「押す」機能に加え「引く」機能も併せ持つ“二刀流”として活躍。「セノハチ」から東海道、山陽の物流を支えている、その姿はまさに

貨物の大谷翔平

大阪駅を通過する「EF210形」
このときは押す姿は捉えられなかった。

また、2023年に開業した「大阪駅うめきたホーム」も駅の前後が急坂。長い貨物列車では、この機関車を後ろに繋げての運転が行われる。ただし、短いときは後ろにいないこともある。

普通列車とはいえ、隣の駅までの走行時間が長いし、スピードも比較的速い。選曲の幅が広がる。

瀬野駅で降りた。

瀬野駅で途中下車。ここから気になる乗り物に乗っていく。

つづく

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