「オリックスバファローズ」が日本一を獲って幕を下ろした2022シーズンのプロ野球。去年は「スワローズ」の「絶対大丈夫」が圧倒し、「ブルーウェーブ」時代の本拠地で悔しさを滲ませていた。それを今度は逆転させて、「神宮」でリベンジを達成させた。

去年と今年

去年は「絶対大丈夫」という言霊に感化された僕だったが、今年は地元で「阪急」「近鉄」という僕の馴染みの私鉄がかつて保有していた過去があって、今の実家の沿線に「ブルーウェーブ」時代本拠地を置いていたなどの地元球団。高校の部活仲間やバイト先の上司などにファンがいるなども相まって去年以上に嬉しい。

あかん…！

ラジオで日本一の瞬間を聴いていると、９回裏に入ったときに「あと３アウトを獲れば、日本一が決まります！」というアナウンサーのセリフとボルテージが上がる「神宮」の観客たちの声に感化されて、

あかん…日本一獲ってまう…！！！！

という言葉がリアルに出てきそうなほどに興奮が憑った。初めての感覚にドキドキが止まらなくなった。

その瞬間の僕

そして獲った「日本一」。「やったーー！！」と拳を掲げた！！超にわかではあるが、野球観戦をすぐ飽きて１時間で帰宅した「小２の夏」とは別人のようにボルテージが最高潮に達した。テレビも良いがラジオで聴く日本一の瞬間も興奮する。耳で胴上げの瞬間もしっかり聴いた。

「タイガース」一色なメディア

関西だと基本的に中継は「タイガース」一色。在阪テレビ、ラジオで積極的に応援してるところはあまりなく、時々「ちゃらんぽらん冨好とみよし」さん、「たむけん」さんなどいわゆる「オリ党」芸人が語ってるぐらい。

虎党だらけではない

それでも、近鉄電車だと球団ルーツとか本拠地最寄駅阪神「ドーム前駅」まで直通する奈良線が多い故に「近鉄ユーザー優待」の中吊りを頻繁に目にする。JR大正駅も装飾してるし、「メトロ」も広告で応援しているなど最寄りの鉄道は推しが凄い。先の通りファンもちょこちょこ見かけるし、おまけに『舞いあがれ！』で「ぐっさん」が演じるお好み焼き屋の店主はいつも前身である「大阪近鉄バファローズ」のユニフォームを着ている。「関西は虎党だらけ」というわけではなさそう。

そんな逆境のような中で勝ち取った「日本一」。韓国であった痛ましく悲しい出来事の辛さを消し去って、関西育ちの僕にとってこんな嬉しいことはない。吉田正尚まさたか選手や「吹田の主婦」こと山崎颯一郎そういちろう投手の活躍もちょこちょこ知っていたから尚更だ。おそらく「オリ党上司」は２日ぐらい余韻浸って上機嫌だろうし、にわかな僕もラジオとかでそんな気分に浸ろうかのう。