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私がwelldayにいる理由

こんにちは、welldayの加藤です。
最近、事業成長に伴う採用活動の本格化で、いろいろな方のキャリアの話を聞かせていただく機会が増えるのと同時に、welldayのことや自分自身のことを話す機会が増えてきました。

お恥ずかしながら僕自身は良くも悪くも楽観的なので「今ここにある自分」というのは当たり前のこととして、今まであまり言語化する努力をしてきませんでした。しかし、機会を得て何度も話しているうちに自己の再発見のような気づきもあったのでnoteにまとめることにしました。

僕がwelldayにいる理由は、一言で言えば、働く人が自分の可能性を信じて挑戦できる社会が素晴らしいと思っていてwelldayがそれを実現すると信じているからです。このnoteでは、僕がなぜそう信じるに至ったのかをお話したいと思います。

シゴトとヒトを良い関係に

今の話をする前に、初めてHRという領域に触れた前職の話をします。新卒でリクルートにエンジニアとして入社した僕は、リクルートジョブズという当時タウンワークなどの求人事業を手掛けていたグループ会社の配属になりました。

リクルートジョブズには自分から希望して行きました。理由はいくつかありましたが、一番は学生の身分だった僕が最も興味があったのが「働く」ことそのものだったからです。結果としてこの興味がより深まり今に至るのですが、当時はこれから数十年続く労働という未知の営みを支えるサービスに携わってみたい、くらいの感覚でした。

非常に強く印象に残っていて今でも好きなのが「シゴトとヒトが良い関係で、一人ひとりの未来につながっていく社会」というコピーです。この会社が何をしているのか、ということを直感的に理解したのは全社総会でこのフレーズが読み上げられたときでした。当時のホームページのトップにも書かれていたのですが、今はもうリクルートジョブズ自体が経営統合でなくなりホームページも存在しないのでネット上に残っていた画像を拝借してきました。

当時のリクルートジョブズのホームページ

求人事業に携わる中で生まれた最も大きな悩みは、求人は就職したあとのことには関与できないということでした。シゴトとヒトを良い関係にするために僕たちができるのは、就職というシゴトの入り口にヒトを案内するところまで。これは非常にもどかしいことでした。実際、求職者により良い求人情報を届けることはシゴトとヒトの良い関係に大きく貢献します。しかし、一人ひとりにとってはシゴトとの関係の始まりにすぎません。いつからだったかは定かではないですが、気がついたときにはすでにマクロな視点だけではなくミクロな視点で、一人ひとりの働く人にフォーカスし未来につながるよう何ができるかを考え始めていました。

働く人にとって、好きで働き続けられる職場に

僕がwelldayにジョインすることになったきっかけは、代表の牟田が前職の新卒同期で、共通の友人経由で声をかけてくれたことでした。wellday(当時の社名はBoulder)のやろうとしていることは僕自身の課題感ともマッチしていましたし、集まっていたメンバーが魅力的だったので、プロダクトも何もない状態でしたが一緒にやっていくことに特に迷いはありませんでした。

組織は従業員の集合体であり、従業員一人一人が良い状態になることで、組織も自ずと良い状態になる。創業当初からこのスタンスはブレていませんが、プロダクトを作りを続ける中でそのスタンスから見る景色の解像度は大きく進歩しました。

好きで働き続けられる職場」というフレーズはその進歩を良く表していると思います。これは最近僕たちが議論を重ねる中で出てきたものです。不幸な離職をなくしたり、もっと活躍できるようにしたり、そういった言葉は今までも使ってきましたが、じゃあそれは働く人にとってどういう職場なんだろうという話をするうちに自然と生まれました。

もともと僕たちは、自分たちの目指す世界と自分たちのあり方をMVV(Mission, Vision, Value)として定めていましたが、このフレーズはそれらとプロダクトが実現したい世界をより具体的にリンクするものでした。ただ、フレーズによってリンクしたというよりは、MVVに則りプロダクト作りに取り組んできた結果僕たちの中に醸成されたものが言語化された形だったと思います。

難しい問題に対して万能の解決策がないことを「銀の弾丸はない」とよく言いますが、welldayの取り組む問題はまさにこの銀の弾丸がない領域です。なぜならば、1つとして同じ組織はなく、1人として同じ人間はいないからです。現状、最後に人に向き合うのは人であり、プロダクトができることはそれを最大限サポートすることです。

僕たちがいま提供しているプロダクトは、従業員の方の状態を可視化し、課題を抱えている方に早期にアプローチが行えるようにするものです。しかしこれはあくまで「好きで働き続けられる職場」を実現する手段の一つにすぎません。重要なのは、welldayを介して行われる営みが自然と組織の習慣に溶け込み、結果として組織が「好きで働き続けられる職場」になっていくこと、その流れを生み出すことがプロダクトの役割だということです。簡単なことではありませんが、非常に挑戦しがいのある領域だと感じています。

働く人が可能性を信じて挑戦できるように

僕が前職にいた時に聞いた話です。人が転職活動を躊躇う理由に「転職後にうまくいくかわからない」というものがありました。今の職場はそんなに好きなわけじゃないけど、転職がうまくいくかはわからないから、それなら今のままでいいか…という結論になってしまうというのです。

当時の僕は今より知識も経験もありませんでしたが、本当にもったいないと思ったのをよく覚えています。人が人生で使える時間は限られている中で、この躊躇いは相当大きな機会損失です。ですが、この問題は一朝一夕で解決できるものではありません。「人材の流動性」という大きなタグが付いてしまっているくらいには厄介な代物です。

僕は、welldayは将来的にこの問題に微力ながら貢献できると考えています。当然、人材の流動性が低い原因は先に挙げた転職の不安感から来る躊躇いだけではありません。しかし、welldayによって「好きで働き続けられる職場」が増えた場合、少なくとも自分に合う職場であれば働き続けられる可能性が高まります。そして、もしかしたら、自分に合う職場を事前に知ることができるようになるかもしれません。

これはあくまで可能性の話です。しかし不可能ではありません。welldayの目指す先に、働く人が自分の可能性を信じて、思い切って次の一歩を踏み出せる世界があると考えています。

次の世代が働くことにワクワクする社会に

記憶に残っている子供の頃の出来事があります。小学生くらいの時のことです。父に「お仕事楽しかった?」と聞いたことがありました。母に「学校どうだった?」と聞かれて「楽しかったよ!」と答えるのが日常だった僕は、朝僕が学校にいくのと同じように仕事に向かう父も楽しいのだと思い込んでいました。ですが、父は苦笑いしながら「そうだなぁ…」と曖昧に答えたきりで、なぜかそれをよく覚えています。

子供は大人の姿を見て育ちます。僕は大学に入るまで、働くということの印象は「大変なこと」であり「生きるために必要なこと」でした。それはきっと間違っていません。どんな仕事も楽ではないですし、生きるためには働いてお金を稼ぐことが必要です。しかし、それは第一印象でなくてもいいのではないかとも思います。

働く人が可能性を信じて挑戦している社会は、きっとその姿を見る子供たちに与える印象も違うはずです。子供は大人よりもずっと柔軟で、可能性に溢れていますが、感受性豊かですぐに周囲のものに影響を受けます。できることならば、次の世代が働くということにワクワクできる社会にしたい。働く人にとって好きで働き続けられる職場を実現することは、きっとその社会に繋がっていると、僕は信じています。

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ここまで読んでくださってありがとうございました。


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