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2022.4月10日 T&T短編・9『パリパリ屋』& 「C」

1ヶ月ほど春休みしておりました、アガサ・クリスティ氏作品の読書記録🌸
再開でございます😊

《トミー&タペンスシリーズ》短篇集『おしどり探偵』より

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今回は、『パリパリ屋』を取りあげます。

この日、ベレズフォード夫妻が営む国際探偵事務所を訪れたのは
何と、現役警察官のマリオット警部でした。
贋札事件の解決の為、私立探偵であるおしどり夫妻の力を借りたいという、依頼を受けます。

普通は、警察官が私立探偵に捜査協力の依頼をするというのは、あまり無いことだと思われますが
元々、トミー氏は秘密情報局に関係する仕事をしていた訳で
探偵事務所の所長をしているのも、カーター長官から内密に指令を受けたから、なのですから
半分、公務員みたいな? 立場なのでしょう。

さらに、この件が彼らに割り振られた理由はもう一つありまして。
それは、贋札事件に関わりがありそうなレイドロウ少佐という人物と
短編1の『お茶をどうぞ』事件(?)の時に登場した、セント・ヴィンセント氏が知り合いで
コネクションがあるベレズフォード夫妻なら、容易に少佐に近づくことが出来るだろう
と、判断されたからなのです。

たわいもない話だった1話目が、贋札事件のこの9話目に繋がり、
地味に一役買うことになったという、面白い展開となっているのですね。
この辺り凄く、上手いなぁ と感じますね。

さて。本日のアルファベット方眼編み🔠は
「C」にしました。

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原題の The Crackler から、の「C」です。
面白い言葉ですよね。
トミー氏の考えた造語、という設定らしいです。

それにしても、この方眼編み。
C とみるには、やや無理があるかも💦

目を細めて見ると、そう見えなくもない…
かもしれないので。
もしよろしければ、お試しを🙇‍♀️🙇‍♀️🙇‍♀️

すみません m(_ _)m


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