窪田悠希

なかなかの(東中野), ヤンヤン(高円寺), 犬と街灯(豊中庄内)で『ほのぼのとした歌…

窪田悠希

なかなかの(東中野), ヤンヤン(高円寺), 犬と街灯(豊中庄内)で『ほのぼのとした歌集』販売中→ https://inumachi.stores.jp/items/65be1aaae295354f78a80620

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ほのぼのとした歌集とBEACON

2023年6月10日、セツジツ祭を機に制作した私家版第一歌集『ほのぼのとした歌集』です。 東中野のカフェバー「なかなかの」、高円寺の書店「ヤンヤン」で既にお取り扱いいただいておりましたが、この度、大阪市豊中の庄内にあるギャラリー&リトルプレス「犬と街灯」さんでも販売が開始されました。 それによってオンラインショップでのご購入も可能になりました! https://inumachi.stores.jp/items/65be1aaae295354f78a80620 また、短

    • 間違えて着いた南富山駅

      • 連作短歌「きときと」

        逆光のようにうれしい音韻で待合室は和菓子のにおい 家だった学童、学童だった家 風に削られていく砂山 最終は遅れています。窓に雪一粒ごとの違いは消えて

        • 連作俳句「滝は針」

          水落ちるほど杉のびる夏木立 滝は針ひとの気配として供花 西日さし行きしと同し運転士

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        ほのぼのとした歌集とBEACON

        マガジン

        • 散歩写真
          121本
        • 連作短歌
          890本
        • 散文韻文
          112本
        • 月刊おもいだしたらいうわ
          17本
        • 自選歌抄
          32本

        記事

          連作短歌「ノーショー」

          毎日はやってられない優しさをときどき補充しにくるわたし きめ顔でお別れするのは苦手やし扇風機だけもらってあげる コミュニティーバスの時刻のしらべてもしらべても出てこない啓蟄

          連作短歌「ノーショー」

          連作短歌「誘引」

          会話するたびに倒れる寸前のセーブポイント 光でわかる 役割を自分で決めてやらなくていいこと増やして生きたい砂漠 これはもう片思いでもないなんかスプリンクラーみたいなもんだ

          連作短歌「誘引」

          連作短歌「スナップショット的」

          カタログを見ているときのスピードでわたしの頼りなさを蔑んで 下書きのようなラフさで本心を置く。下書きのようなラフさで、 違う人ならうれしいかもしれないセリフを言って笑う髙橋

          連作短歌「スナップショット的」

          連作短歌「ユーグレナ」

          あの夜の僕ら絶対ミドリ色だったと誰か信じて、欲しい 一生に一回あなたが叫ぶとこ見たいなあとても美しいから 長生きをしたい 自然な早死にをしたい 片思いをしたままで

          連作短歌「ユーグレナ」

          連作短歌「槍投げ」

          2の速さ4の速さを操ってCM飛ばす夜中の手つき 他人から見える自分と姿見に映る自分の差がモダニティ もらとりあむ人間。もらとりあみながら変な形の階段を撮る

          連作短歌「槍投げ」

          連作短歌「半信半疑」

          なんらかのパーカッションになりたくてわけもわからずぬり絵を買った 餅つきは見ているだけが懐かしいくっちゃんくちゃんくちゃんくちゃくちゃ 正解がなくてうれしいお絵描きは中学校のようなカオスさ

          連作短歌「半信半疑」

          連作短歌「運動不足」

          連休を喜びすぎて久々に会った男に心配された もう泣かない過半数から支持されたらしい善意が理解不可でも ボウリングの球がゴロゴロ 雷の音がゴロゴロ 報告は愛

          連作短歌「運動不足」

          連作短歌「豚の生姜焼き定食」

          好きなものどんどん減っていく日々をリバーシブルにしてやりすごす 突き詰めてしまえば薬味が食べたくて薬味以外を食べてるのかも 食べ終えた皿と一緒に運ばれていってしまった小さな勇気

          連作短歌「豚の生姜焼き定食」

          連作短歌「かたより」

          比喩ですが心の波打ち際に来て 繰り返しよりたった一度で 手作りの椅子をギシギシさせながら春一番に添える指笛 オムライス置き場をビルドインしたい 100年ローンのような生き様

          連作短歌「かたより」

          ヤンヤンでラジオ⑥

          ヤンヤンでラジオ⑥

          連作短歌「温める」

          いつ来ても同じ気温の空港の呼べばもう消えそうな自己愛 大宮に盆栽美術館という場所があるらしいという情報 疲れるね消え合っていく牛乳とココアの渦のようなイラスト

          連作短歌「温める」

          引用日記㊵

          引用日記㊵